抗糖脂質モノクローナル抗体のイヌ型抗体化とメラノーマ治療への応用
Project/Area Number |
18658123
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Clinical veterinary science
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
大橋 和彦 Hokkaido University, 大学院・獣医学研究科, 准教授 (90250498)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今内 覚 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助孝 (40396304)
奥村 正裕 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 准教授 (80260397)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 糖脂質 / メラノーマ / メノラーマ |
Research Abstract |
糖脂質を標的分子とした新規の抗腫瘍療法を開発することを目的として研究として研究を行った。今年度は、平成18年度に調製し、腫瘍細胞、特にイヌ由来メラノーマ細胞株との反応性を確認した各種糖脂質に対するマウスモノクローナル抗体(MAb)パネルのうち、細胞株に広範に反応した抗GM3 MAb(クローンNo.2-14)について、さらに解析を行った。その結果、このクローンMAbは、非常に多くのメラノーマ細胞株に対して試験管内で細胞傷害性を有していることを見出した。また種々のメラノーマ可移植性細胞株を皮下に移植したヌードマウスを用いた治療試験でも、MAbの連続投与により、移植腫瘍の生育が抑制されることが示された(ただし、対照群と治療群の間に統計学的有意差は検出されなかった)。以上より、in vivoにおいても抗GM3 MAbが抗腫瘍効果を発揮できることがマウスモデルで証明された。 昨年度に、抗GM3 MAb(クローンNo.2-14)の抗原結合部位である超可変領域(抗原特異性決定部位)の塩基配列を決定し、イヌ型抗体化を目指して遺伝子発現ベクターへ挿入するため、遺伝子カセットをH鎖・L鎖それぞれにおいて作成したが、今年度は、さらに組み換えイヌ型抗糖脂質MAbの臨床応用を目的として、作成した遺伝子カセットをH鎖・L鎖のバキュロウイルス発現系を用いた組み換えイヌ型抗GM3 MAbの大量発現系の樹立を試みた。しかしながら、その発現量は、あまり高くないことが判明した。発現したL鎖とH鎖について、そのGM3との結合活性を確認したが、単独では結合せず、組み換えL鎖およびH鎖の会合した分子を調製する必要性が示唆された。今後、spacerなどでL鎖およびH鎖を結合した遺伝子を調製し共発現させる系を検討する。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)