Cultural policies on music by the Inspection generate des Beaux-Arts de la Vilie de Paris in the Occupation(1940-44)

• Project/Area Number: 18720026
• Research Category: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Research Field: Aesthetics/Art history
• Research Institution: Ochanomizu University
• Principal Investigator: TAZAKI Naomi Ochanomizu University, 大学院・人間文化創成科学研究科, 研究員 (70401594)
• Project Period (FY): 2006 – 2008
• Project Status: Completed (Fiscal Year 2008)
• Budget Amount: ¥2,650,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥150,000); Fiscal Year 2008: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000); Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000); Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
• Keywords: 音楽 / 文化 / フランス / パリ / 占領 / 政策 / 20世紀 / 第二次世界大戦

Research Abstract

本研究は占領下(1940-44年)パリにおける音楽活動状況を解明する一環として、当時新設されたパリ市芸術総監本部(パリ市芸術局)が独自に行った音楽政策を調査し、その実態と意義を考察した。その結果、(1)定期演奏会事業を市として初めて実施することで積極的な現代フランス音楽促進を図っていたこと、(2)第三共和政期から続くパリ市音楽コンクールを継承することで音楽による「国家」シンボル確立に貢献しようとしたこと、が判明した。ただしこうした努力は、ヴィシー政権からもパリ解放後の市民からも評価されることはなかった。

Research Products

• [Journal Article] フランス・ヴィシー政権時代(1940-1944年)におけるパリ市の音楽政策 : 定期演奏会事業を中心に (2008)
  • Author(s): 田崎直美
  • Journal Title: アートマネジメント研究 第9号 Pages: 18-27
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] ヴィシー政権時代(1940-44年)におけるパリ市政と演奏会 : パリ市芸術総監本部による音楽政策の検証 (2007)
  • Author(s): 田崎直美
  • Journal Title: 人間文化論叢(お茶の水女子大学人間文化研究科) 第9巻 Pages: 151-160
  • NAID: 110006560303
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] ヴィシー政権時代(1940-44年)におけるパリ市政と演奏会-パリ市芸術総監本部による音楽政策の検証 (2007)
  • Author(s): 田崎 直美
  • Journal Title: 人間文化論叢(お茶の水女子大学) 9巻 Pages: 151-160
  • NAID: 110006560303
• [Journal Article] ヴィシー政権時代(1940-1944午)フランスにおけるオネゲル : 作品上演機会と政府関連機関との関係を中心に (2006)
  • Author(s): 田崎直美
  • Journal Title: お茶の水音楽論集, 徳丸吉彦先生古稀記念論文集 特別号 Pages: 55-65
• [Presentation] フランス・ヴィシー政権下における, パリ市主催「音楽コンクール」 : 第三共和政時代からの連続性が意味するもの (2008)
  • Author(s): 田崎直美
  • Organizer: 日本音楽学会第59回全国大会
  • Place of Presentation: 国立音楽大学
  • Year and Date: 2008-10-26
• [Presentation] フランス・ヴィシー政権下における,パリ市主催「音楽コンクール」 : 第三共和政時代からの連続性が意味するもの (2008)
  • Author(s): 田崎直美
  • Organizer: 日本音楽学会第59回全国大会(研究発表)
  • Place of Presentation: 国立音楽大学
• [Presentation] フランス・ヴィシー政権時(1940-1944年)のパリ市政と音楽:パリ市芸術総監本部の公開演奏会事業の検証より (2007)
  • Author(s): 田崎 直美
  • Organizer: 日本音楽学会第58回全国大会
  • Place of Presentation: 宮城学院女子大学
  • Year and Date: 2007-09-29
• [Presentation] 被占領下における文化政策の可能性 : ドイツ占領下(1940-44年)のパリ市による音楽政策の検証を通して (2007)
  • Author(s): 田崎直美
  • Organizer: 日本アートマネジメント学会関東部会第36回研究会(研究発表)
  • Place of Presentation: こどもの城研修室
• [Presentation] フランス・ヴィシー政権時(1940-1944年)のパリ市政と音楽 : パリ市芸術総監本部の公開演奏会事業の検証より (2007)
  • Author(s): 田崎直美
  • Organizer: 日本音楽学会第58回全国大会研究発表)
  • Place of Presentation: 宮城学院女子大学
• [Presentation] ヴィシー政権時代(1940-1944年)フランスにおけるオネゲル受容 : 作品上演機会と政府関連機関との関係を中心に (2006)
  • Author(s): 田崎直美
  • Organizer: 日本音楽学会関東支部第321回定例研究会(研究発表)
  • Place of Presentation: 東京大学