Project/Area Number |
18730231
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Economic history
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
坂出 健 Kyoto University, 経済学研究科, 准教授 (80272889)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 航空機産業 / 産業政策 / 企業間提携 / 国際財政 / 米欧関係 / 軍需産業 / 軍事産業基盤 / 民間旅客機 / 通商政策 / 欧米経済史 / 軍事産業 / 技術開発 / 原子力産業 / 運事経済 |
Research Abstract |
本年度においては、以下の諸トピックについて、国内において入手可能な研究論文・学位論文の収集と検討を行うとともに、アメリカ国立公文書館にて史料収集を行った。また、収集した資料に基づき論文を執筆した。(1)1950年代におけるイギリス航空機メーカーの再編・集約化プロセス、1960年代のワイドボディ民間旅客機開発とイギリス政府の欧州エアバス計画への関与・離脱、1971年のロールスロイス社倒産と救済過程についての調査、(2)欧州の軍事産業基盤(defence industrial base)自立化へのアメリカによる「封じ込め」政策の史的形成過程、(3)1960年代後半における欧州エアバス共同開発プログラムの確立過程と米英トライスター計画での英ロールスロイス社・米ロッキード社の提携関係を契機としたイギリス政府の欧州エアバス計画からの撤退過程、(4)1971年の英ロールスロイス社・米ロッキード社のトライスター計画をめぐる連鎖倒産危機への米英政府の対策について。(2)のトピックについて、アメリカ国立公文書館史料・イギリス国立公文書館史料で収集した資料に基づき、論文を執筆し、アメリカ学会学会誌『アメリカ研究』に掲載された。(3)(4)のトピックについて、学会報告・論文執筆のための史料整理など基礎作業を行った。これらの調査と並行して、公共財としての軍事産業基盤の国際的配分、国家イノベーション・システム、1980年代における米欧航空機通商摩擦をめぐる論争点など、理論面での関連研究について整理した。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)