鉄鋼材料の超微細粒オーステナイトのマルテンサイト変態
Project/Area Number |
18760497
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Physical properties of metals
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
北原 弘基 Kumamoto University, 自然科学研究科, 助教 (50397650)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 巨大ひずみ / 超微細粒材料 / 繰返し重ね接合圧延(ARB) / マルテンサイト変態 / Fe-Cr-Ni合金 / TRIP / Fe-Cr-Ni / 結晶粒超微細化 / ラスマルテンサイト / サブゼロ / EBSP |
Research Abstract |
本研究では、巨大ひずみ加工の一種である、繰返し重ね接合圧延(ARB: accumulative roll bonding)により作製した超微細オーステナイトのマルテンサイト変態挙動について検討を行った。昨年度では、超微細粒準安定オーステナイト組織を有するFe-15wt.%Cr-10Wt.%Ni合金は、出発材に比べ、強度および延性が共に増加することを明らかにした。今年度は、超微細粒準安定オーステナイト鋼におけるTRIP(マルテンサイト変態誘起塑性)現象と機械的性質について検討を行った。 試料は、Fe-15wt.%Cr-10Wt.%Ni合金とFe-24Wt.%Ni-0〜0.3wt.%Ni合金を用い、Af点以上の873Kで最大6サイクル(相当ひずみ4.8)までのARBを施した。Fe-Cr-Ni合金の4サイクルARB材は、強度・延性とも高い値を示し、降伏点降下減少や応力一定域を有する特異な応力-ひずみ曲線を示した。さらに、その応力一定領域ではリューダース帯が観察された。リューダース帯の進展していない領域では、マルテンサイトの体積率は5.7%であったが、リューダース帯内部では92.4%と大幅に増加していることが明らかとなり、変形部であるリューダース帯内で、加工誘起マルテンサイト変態が生じていることを確認した。このことから、ARB材の大きな延性はTRIP現象によるものであることが明らかとなった。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)