Project/Area Number |
18790220
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
立川 雅司 Osaka University, 医学系研究科, 特任研究員 (10423162)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Keywords | 糖鎖 / 脳神経疾患 / 筋ジストロフィー / ジストログリカン |
Research Abstract |
フクチンと協調して働くタンパク質群の同定 前年度にフクチンとの共沈が確認されたPOMGnT1、LARGE、FKRP、およびα-ジストログリカンの糖鎖修飾に関わっているGa1T2とフクチンの結合をtwo-hybrid法により確認した。その結果、上記のタンパク質はそれぞれフクチンとのみ結合することが解り、フクチンにはこれら糖鎖修飾酵素関連タンパク質を一か所にまとめる役割があると思われた。さらに結合箇所を絞り込むと、フクチンとPOMGnT1とは互いのN端(フクチン6-26 AAs、POMGnT1 1-20 AAs)を通じて結合しており、LARGEの109-216部域、FKRPの342-495部域、GalT2(領域未同定)がフクチンのC端側に結合している事が解った。また、患者でみられる1073A>Cミスセンス変異(Q358P)を持つフクチンにはこれら三種のタンパク質の結合が著しく減少することから、この近辺がフクチンとLARGE、FKRP、GalT2との結合部域と思われた。これらのタンパク質のうち、LARGEにのみα-ジストログリカンとの結合能が見られることから、α-ジストログリカン-LARGE-フクチン-その他の糖鎖修飾関連タンパク質、という構造的なつながりが示唆された。
|