肝癌のPIVKA-IIを標的としたIL-12遺伝子導入によるDNAワクチン療法
Project/Area Number |
18790965
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
山下 洋市 Kyushu University, 大学院・医学研究院, 助教 (00404070)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | Des-γ carboxyProthrolnbin / PIVKA-II / IL-12 / エレクトロポレーション / DNA ワクチン治療 / fibroblast growth factor / 肝臓外科学 / 遺伝子治療 / DNAワクチン療法 |
Research Abstract |
本研究の目的は、Des-γ-carboxyprothrombin(PIVKA-II) を標的とした肝癌に対する IL-12遺伝子治療を基盤とするDNAワクチン治療を確立することである。 PIVAK-II蛋白に対するin vitroでの特異的免疫応答確立を目標としたが、非常に困難であった。そこで、新規分子標的を検討するため、Nodule in nodule型肝癌より、肉眼的に分化度の異なる部分からそれぞれRNAを抽出し、DNAマイクロアレイで包括的に遺伝子解析をした所、低分化型の部分で、Fibroblast growth factor receptor 2(FGF-R2)が高分化型の部分より、32倍の発現強度がある事が判明した。そこで、肝癌46切除例に対してFGF-R2の免疫組織化学染色を施行した所、門脈浸潤部など癌浸潤部で強く染色され、FGF-R2陽性群が有意に予後不良であった。この結果を持って、現在論文執筆中である。FGF-R2は肝癌に対する免疫治療を含めた分子標的となる可能性がある。 IL-12遺伝子治療を基盤とするDNAワクチン治療に関しては、PIVKA-IIに対する特異的免疫応答の確立が困難と判断したため、Dedritic cell(DC)局注によるIL-12遺伝子治療の増強効果を検討した。マウス皮下肝癌モデルにおいて、DCの腫瘍内局注を追加することにより、エレクトロポレーション法によるIL-12遺伝子治療による腫瘍増殖抑制効果だけではなく、肺や肝などへの遠隔転移抑制効果の増強を認めた。この結果を持って論文執筆中である。IL-12遺伝子治療を基盤として、DCの局注を追加する事で、強力なDNAワクチン治療を実現できる可能性がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)