Project/Area Number |
18F18360
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 22040:Hydroengineering-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
佐山 敬洋 京都大学, 防災研究所, 准教授 (70402930)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SAHU NETRANANDA 京都大学, 防災研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2018-11-09 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2020: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 水力発電 / 気候変動 / 河川流況 / インドヒマチャル・ヒマラヤ地域 / サトレジ川 / ビアーズ川 / 生物多様性 / 土壌水分 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、インドのヒマチャル・プラデーシュ州を対象に、現在開発が進んでいる地中トンネル式の水力発電に着目し、その開発が河川流況や生物多様性に与える影響を、気候変動の影響も含めて統合的に分析することを目的とした。以下に明らかになった内容をまとめる。 ・対象地域内には計画中のものも含めて1000MW以下の発電ダムプロジェクトが965存在し、2019年12月の時点で、その総ポテンシャル発電量は27,436 MWである。965のプロジェクトのうち、216が2019年12月までに運用が開始されている。設置済みのダムの総発電量は10,596 MWである。また、対象地域の水力発電は、チェナブ川、ラビ川、ビヤーズ川、サトレジ川、ヤムナ川流域の河川流の依存している。チェナブ川の河川流の49 %は融雪によってもたらされている。多くの発電ダム(85 %)は、トンネル式で河川流を一時的に迂回させる。トンネルの長さは数百mと短いものから、10 km以上にわたる長いものも存在する。 ・5年毎の平均雨量の空間分布を分析した結果、特にラビ川、ビヤーズ川、ヤムナ川などで降水量の減少傾向が確認された。降水量や気温は流域の位置や高度に応じて異なる。チェナブ川とサトレジ川で水量が他の流域に比べて多くなることが推定される。 ・現地の聞き取り調査の結果、90%以上の住民が、地域の飲料水、井戸の枯渇、植生の枯死などに影響が出ていると回答した。また、山岳域のテラス式農業にも地下水循環の変化の影響が出ているという回答を得た。 本研究の調査と分析から、トンネル式の水力発電に伴う地域の水循環への影響が示唆された。同山岳地域は気温の上昇に伴う融雪や氷河の融解に及ぼす影響も大きいため、水力発電への影響を分析することが重要である。それらの開発や運用が地域にもたらす影響に配慮し、地域住民の生活に負の影響が小さい方策を検討する必要がある。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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