• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

「複眼的ストップモーション」方式を導入し、実践的指導力を高める教科教育法の開発

Research Project

Project/Area Number 18H00059
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 1170:Education, sociology of education-related
Research InstitutionNara Women's University

Principal Investigator

北尾 悟  奈良女子大学, 附属中等教育学校, 副校長

Project Period (FY) 2018
Project Status Completed (Fiscal Year 2018)
Budget Amount *help
¥520,000 (Direct Cost: ¥520,000)
Fiscal Year 2018: ¥520,000 (Direct Cost: ¥520,000)
Keywords教科教育法 / ストップモーション方式 / 授業研究
Outline of Annual Research Achievements

大学における教科教育法の多くは、現場を想定した「生徒の学びのあり方」が軽視されているために、現場での実践力向上が実現されにくい課題がある。本研究では、大学の「地理・歴史科教科教育法」において、教員の教授行為と生徒の学びの双方を同時に分析する「複眼的ストップモーション方式」を導入し、実践的指導力養成につながる、汎用的な「教科教育法」プログラムを開発したものである。
研究方法は、以下の通り実施した。
1. 年間のカリキュラムを、①第1回教案作成・模擬授業・リフレクション、②「複眼的ストップモーション方式」による授業検討、③第2回教案作成・模擬授業・リフレクション、という形式で実施する。このことを通じて、1回目から2回目までの教案作成の際にどのような変化がみられるかを考察した。
2. 授業分析に関して、教師の教授行為と生徒の学習行為を別々に撮影し、同時投影しながら授業改善の方向性を検討しあう検討方法を実際に行った。この方法により「生徒の学び」に軸足をおいた授業検討が実現しようとしたものである。成果は、以下の通りである。
1) 1回目の作成の際には、自らの学習経験にもとづき、授業を教えるべき教育内容を中心に構成している学生が多かったが、授業検討においては生徒の学習行為に焦点が集まり、教員の教授行為と生徒の学習活動の間に矛盾が生じることに学生の多くが気付いた。結果、2回目は、生徒が直接取り組む教材に対する工夫や生徒同士が討議する場面を導入するなどの改善が行われるようになった。
2) 当初予定していなかったことだが、2回目の教材作成にむかうにあたって、授業が単なる教科書研究にとどまるのではなく、歴史学研究との関係や総合的な学習や普段の生活集団形成の問題と関連することに気づく学生が多くなった。そのため、私自身の教育活動総体をまとめた個人用研究冊子を作成し、学生に副教材として配布することで、より高度な指導力育成につながることを発見できた。

Report

(1 results)
  • 2018 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Remarks (1 results)

  • [Remarks] 個人用研究冊子『「問い」で深める歴史の授業づくり』(203ページ)を作成

    • Related Report
      2018 Annual Research Report

URL: 

Published: 2018-04-23   Modified: 2020-03-17  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi