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テレビ電話を活用したへき地・小規模校の複式学級担任同士の連携を図る試行的実践

Research Project

Project/Area Number 18H00068
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 1170:Education, sociology of education-related
Research Institution鶴居村立幌呂小学校

Principal Investigator

深見 智一  鶴居村立幌呂小学校, 教員

Project Period (FY) 2018
Project Status Completed (Fiscal Year 2018)
Budget Amount *help
¥280,000 (Direct Cost: ¥280,000)
Fiscal Year 2018: ¥280,000 (Direct Cost: ¥280,000)
Keywords学級経営 / 複式学級 / へき地・小規模校
Outline of Annual Research Achievements

本研究は, 複式学級の担任の職務上の課題解決を図ること, へき地・複式小学校の児童特有の教育上の課題(多様な意見に触れたり, 切磋琢磨したりする機会が比較的少ない等)を解決することを目指し, iPadなどの汎用性の高いタブレット端末を活用し, Facetimeなどのビデオ通話機能を活用した学年打ち合わせを行い, 学校を超えて協働的に学級経営に取り組むことを主とした。
本研究では, 申請者を含む, 異なる小学校に勤務する同学年の複式学級担任同士が, 以下の点に取り組んだ。①タブレット端末を活用して, 「疑似学年打ち合わせ」を行い, 教材研究を行ったり, 学級経営上の悩みを相談し合ったりした。②また, クラウドサービスを利用して, 教材・教具・指導計画・掲示物・ワークシート・宿題プリント等を学級担任同士で共有し、重複する業務について役割分担・負担軽減を行った。③前述の①②の交流を生かして, 複数の学級の交流学習(遠隔授業を含む)を試行的に行った。
学年打ち合わせのなかで教材研究に着目したのは, 単学級小学校の学級担任を対象にすでに実施・報告した悉皆調査の結果から, 「教材研究(学習計画の作成, ワークシートや掲示物など教材の作成)」「学習の進度の確認」について負担感を感じている教員が7割にのぼったからであった。また, 複式学級の場合は, 一つの教科につき2学年分の授業準備をする必要があり, 単式学級に比べて2倍以上の時間を要するということも明らかになっていたからである。この点を踏まえ, 授業づくりに関しては, 校内の他学年の同僚よりも, 他校の同学年の担任同士で, 特別な設備を使わずにできるタブレット端末を通して相談・共有し合うことで負担軽減を図ることを目指した。結果的に, 相談することができた分野・時期においては負担軽減を図ることができたが, タブレット端末を活用したり, クラウドサービスを活用したりすることの時間確保や煩雑さの課題から, 学級担任の負担軽減を継続的に行うことには難しいという課題も明らかになった。

Report

(1 results)
  • 2018 Annual Research Report

Research Products

(2 results)

All 2019

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 「学級がうまく機能しない状況」にある学級担任の支援方法に関する考察2019

    • Author(s)
      深見 智一
    • Journal Title

      北海道教育大学大学院高度教職実践専攻研究紀要

      Volume: 9 Pages: 121-134

    • NAID

      120006596128

    • Related Report
      2018 Annual Research Report
  • [Presentation] 定時制における対話力の向上を目指す授業モデルの構築2019

    • Author(s)
      髙橋 英路
    • Organizer
      山形県高等学校社会科教育研究会地理部会研究大会
    • Place of Presentation
      山形東高等学校
    • Year and Date
      2019-02-15
    • Related Report
      2018 Annual Research Report

URL: 

Published: 2018-04-23   Modified: 2020-03-17  

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