Outline of Final Research Achievements |
平成28年度に開発し平成29年度にその効果を検証した, 幼小の学びを効果的に接続する話す能力・聞く能力のカリキュラムを基に, 評価指標を作成し, 5歳児および6歳児の話す能力・聞く能力における個人の評価を行う方法を確立したいと考えた。平成29年度の研究において, 集団としての評価を行うことでカリキュラムの効果について検証してきたが, 幼小を繋いでいくためには一人ひとりの学びの軌跡を可視化していくことが必要である。そのために, 本研究では, 幼小に通ずる評価フォーマットおよび評価の手順を確立した。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
幼児期につけたことばの力を児童期にも継続的に育んでいくためには, 同じ“ものさし”でことばの力を捉えていくことが必要となる。本研究においては, 幼児期から児童期に一貫して育みたいことばの力を具体化し, さらに評価指標と評価フォーマットを開発することで, 5歳児および6歳児の話す能力・聞く能力における個人の評価を共通の方法で行うことができるようになった。これにより, 幼小の円滑な接続が一層促進することができる。
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