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通常の学級の一斉指導の中で発達障害児がともに学べる4年生新出漢字の指導方法

Research Project

Project/Area Number 18H00170
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 1190:Special needs education-related
Research Institution飯塚小学校

Principal Investigator

杉本 陽子  飯塚小学校, 教員

Project Period (FY) 2018
Project Status Completed (Fiscal Year 2018)
Budget Amount *help
¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Fiscal Year 2018: ¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Keywords特別支援教育 / 漢字教材 / 通常の学級
Outline of Annual Research Achievements

1. 研究目的 : 通常の学級に在籍する漢字の読み書きに困難のある児童に対して, 一斉指導の中で個々のつまずきに応じた支援が可能となる新出漢字の指導方法を研究する。
2. 研究方法 : 小学校4年生で学習する新出漢字の指導を効果的に進める指導方法と指導で活用する支援教具を開発し, これらを活用して協力学級や通級指導教室で実践を行った。対象児童の学習の様子や漢字の定着度などの効果を明らかにして指導方法や支援教具の有効性, 活用のしやすさを検討した。
3. 研究成果 : 指導方法として, 読みの先行学習, ゲーム感覚で楽しく学習に取り組む活動や, 体を大きく動かしながら字形を体感する活動, 学ぶ意欲を支える漢字練習プリントや一画目のヒントが書かれている漢字テストなどの実施を考えた。支援教具は, 『イラスト付き漢字カード』『なぞり書き練習ボード』『紐で字形を確認できるマジックボード』『なぞり書き漢字練習カード』『漢字ビンゴゲーム』などの教具を開発した。その結果, 漢字の読み方と書き方を一度に覚えられなかった子どもは, 読みを確実にしてから書き方の指導に入る読みの先行学習をすることで, 書き取り練習で「書き方」だけに集中することができるようになり, 短時間で多くの漢字の書き取りができるようになった。また, 漢字を書くことはできてもその意味がわからず使い分けができなかった子どもが, 漢字の意味をつかむことができる『イラスト付き漢字カード』の活用によって, 漢字の意味をつかむことが容易になり, 使い分けが確実にできるようになった。字形を覚えることはできるがバランスがうまくいかない子どもには, 『紐で字形を確認できるマジックボード』の活用をすることで, 線の長さや傾き, 運筆の方向性などがよりクリアにわかるようになり, 文字の形が整っていった。担任からは「学級全員が短時間で繰り返し取り組み, 定着につながる教材が準備されて役立った」「何か手立てを取らなければと思ってはいても, なかなかその先の道筋が見えないままだった漢字指導が, 指導方法の提案や活用教材を提供してもらえることで, 今子どもに必要な手立てを取ることができたので大変助かった」などの感想をもらった。支援が必要な子どもがいたときに, 一斉指導の中で担任が活用できる個々のつまずきに応じた指導方法や指導教材の開発をする本研究は, 対象児童のみならず, 担任の授業支援も可能にすることができたと考える。

Report

(1 results)
  • 2018 Annual Research Report

URL: 

Published: 2018-04-23   Modified: 2020-03-17  

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