小学校におけるプログラミング教育のための「プロジェクト型教員研修モデル」の開発
Project/Area Number |
18H00180
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1200:Educational technology-related
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Research Institution | 鈴鹿市教育委員会 |
Principal Investigator |
福島 耕平 鈴鹿市教育委員会, 教諭
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Project Period (FY) |
2018
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Fiscal Year 2018: ¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
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Keywords | プログラミング教育 / 教員研修 / プレンディッド研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
新学習指導要領では、小学校でのプログラミング教育が必修化された。各教育委員会では、プログラミング教育に関する教員研修が実施されているが、1回限りの研修が多く、プログラミングに対する知識やスキルの習得には十分とはいえない。しかし、連続講座等、複数回の集合研修にした場合、回数が多くなると学校出張旅費の圧迫や日常の校務に支障をきたすこともあり、教員が参加しにくい現状がある。 従来の知識伝達や体験型研修では、参加者の主体的な研修にならなかったり、体験だけに終わり、授業実践につながりにくかったりした。そこでeラーニングを組み込んだブレンディッド形式を活用し、主体的で持続性が期待できる「プロジェクト型教員研修モデル」を構想した。 本研究は、プロジェクト型教員研修モデルを用いた研修を実施し、以下の3つ観点から研修モデルの開発・改善を図ることである。 (1) 参加教員の主体的な研修になったか (2) 教員のスキルアップにつながったか (3) 実際の授業実践や活用に結びついたか 公立小学校教員4名を対象に2018年7月~2019年2月まで、対面研修1回とMoodleを活用したeラーニングを活用した研修をおこなった。研修後の教員からの聞き取り調査の結果、研修期間中にプログラミングソフトの入ったタブレット端末を個別に貸与したことが、ツールの日常的な活用につながり、主体的な研修につながったこと、教員のスキルアップにつながったことが明らかになった。 Moodleの活用は、活発なやりとりにはいたらかなった。これは、操作の問題や対面研修を最初の1度しかとれなかったことが原因として考えられる。研修期間の途中段階において、一度対面研修をとり入れることで、eラーニングの研修も活性化できたかもしれない。研修に参加した4人中3名の教員が、授業実践をすることができ、授業実践につなげることには一定の効果がみられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)