Project/Area Number |
18H00205
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1200:Educational technology-related
|
Research Institution | 坂井市立兵庫小学校 |
Principal Investigator |
宇野 秀夫 坂井市立兵庫小学校, 教頭/教員
|
Project Period (FY) |
2018
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
|
Budget Amount *help |
¥350,000 (Direct Cost: ¥350,000)
Fiscal Year 2018: ¥350,000 (Direct Cost: ¥350,000)
|
Keywords | コミュニケーション型ロボット / IoT / プログラミング |
Outline of Annual Research Achievements |
IoT、BD、AI等の発展により、今までになかったようなIoT機器やコミュニケーション型ロボットがでてきている。一方、本校児童はIoTの認知9%、AIの認知25%、BDの認知3%(平成30年4月実施)、プログラミング経験14%で、ほとんどの児童は正しい理解ができていないのが現状である。更に、新学習指導要領で小学校におけるプログラミング教育がカリキュラムに位置づけられ、具体的対応が必要になっている。そこで、小学校におけるコミュニケーション型ロボットを活用した教育活動への利用を探ることで、有用性を探るとともに、問題解決の資質や能力を育成したいと考えた。 コミュニケーション型ロボットを教材化した学習カリキュラムを開発した。理科では4年「動物のからだのつくりと運動」で、神経系、骨と筋肉をコミュニケーション型ロボット部分と人体とを比較しながら学習した。5年理科「天気の変化」で、天気予報、気温の測定に活用した。クラブ活動「プログラミングを楽しもう」では、スクラッチでつくったプログラムでロボットを動かし、制御体験をした。特別活動では、授業の中で児童がコミュニケーション型ロボットと挨拶をしたりニュースや天気予報を必要に応じて利用したりできるようにした。外国語での挨拶、歌、ラジオ体操も行い、学ぶ意欲を高めることができた。 実施後の調査では、IoTの認知が48%, AIの認知が55%, プログラミングへの期待が84%へと向上した。コミュニケーション型ロボットの活用を通して、学習意欲の向上、科学技術への期待、問題解決力の向上に対して、肯定的な意見が80%以上であった。一方、課題としては、現時点では人間とスムーズな会話ができるレベルには達していないため、今後の技術の進歩が待たれる。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)