炎動画解析アプリケーションの開発~新たなガラス細工職人育成を目指して~
Project/Area Number |
18H00231
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1210:Science education-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
中村 有沙 九州大学, 工学部技術部, 技術職員
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Project Period (FY) |
2018
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Fiscal Year 2018: ¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
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Keywords | ガラス細工 / スマホアプリ / 職場体験学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
初めてガラス細工に挑戦する人にとっての障壁のひとつに、ガラス細工の技法や炎の温度、酸素の流量について詳細に説明している教材がほとんどないことが挙げられる。そこで、誰でも気軽にガラス細工に挑戦できるよう、スマートフォン向けガラス細工アプリケーションを開発した。 技法ごとに項目を分け、Illustratorやペンタブで作成したイラストを多用し、視覚的に理解しやすい教材アプリを完成させた。また、文章では伝わりづらいスピードやちょっとしたコツは、動画を用いて解説した。 アプリ配信にあたり、ガラス細工アプリのホームページを作成した。ホームページは、ダウンロード、プロモーション、利用規約(プライバシーポリシー)の機能を有する。Adobe Xdを用いてホームページをデザインし、css、HTMLを書いて作成した。 アプリ名前 : ガラス細工(LearninGlass) ホームページURL:http://itoapp.jp/glass/index.html 配信日 : 2019年2月20日 作成したアプリを実際に職場体験学習で福岡県立元岡中学校の2年生に使用してもらった。アプリ教材を見ながら安全対策やリスク管理を徹底し、マドラーとティースプーンと試験管を作成した。 マドラーは先端をハートの形に加工し、中学生の家族の名前をガラス用のシールで焼き入れた。ティースプーンは熱した先端を押しつぶしてスプーン状にし、管の中にビーズを入れて封入した。試験管は中に小脳の結晶溶液を入れ、ストームグラスというオブジェにした。 ガラス細工の流派やバーナーの種類により使用する炎の種類か異なることが判明したため、炎の解析機能をアプリ内に組み込むことはできなかったが、初めてガラス細工に挑戦するきっかけとなるアプリを完成させることができた。本でもインターネットでもない新しい端末の教材として、ガラス細工の伝承に貢献した。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)