Project/Area Number |
18H00268
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
2150:Electrical and electronic engineering and related fields
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Research Institution | 山口県警察本部 刑事部科学捜査研究所 |
Principal Investigator |
佐藤 正学 山口県警察本部 刑事部科学捜査研究所, 山口県職員
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Project Period (FY) |
2018
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Fiscal Year 2018: ¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
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Keywords | フレームレート / 自動解析 / 画像解析処理 |
Outline of Annual Research Achievements |
防犯カメラ等の録画機器の増加に伴って、交通事故の瞬間やひき逃げ車両の走行状況について撮影録画されることが増加している。犯罪の捜査や立証のためには、このような録画映像を活用した走行車両の速度特定が必要不可欠である。録画映像による速度特定は、フレーム間の時間間隔とその間の移動距離から平均走行速度を解析する。時間間隔は、録画機器のフレーム時間間隔を、録画映像のフレーム時間間隔とみなして間接的に特定する。そのため、4段10列のLEDが各段の単位時間で順次点灯を繰り返す時間表示機器を開発し、これを解析対象となる録画機器によって撮影録画後、時間表示機器が示すフレーム毎の点灯表示時間を特定することによってフレーム時間間隔を解析する。そこで、LED点灯の有無に対する視覚判別の曖昧さを排除し、大量のフレームを一括解析するため、点灯表示時間を画像解析によって自動判別するフレームレート自動解析システムを構築した。 本システムは、時間表示機器と画像解析処理で構成される。時間表示機器は、映像内における各LEDの位置情報を特定するためにダイナミック制御によって疑似的にLEDを全点灯させる参照フレームと、各段10列のLEDが各段の単位時間で順次点灯を繰り返す解析フレームの表示制御を16ビットマイコンによって実装した。画像解析処理は、参照フレームに対して二値化処理や輪郭検出等によって各LEDの座標範囲を特定し、次に、解析フレームに対して二値化処理等によって各LEDの座標範囲における点灯の有無を判別する。その際、参照フレームと解析フレームとの間で、時間表示機器に空間的移動が生じた場合においても時間表示機器の四隅に配置した指標LEDをもとに、各LEDの座標範囲を補正処理することで点灯表示時間を高精度に自動判別する。本システムによって、点灯表示時間の読取精度の向上とともに大量のフレームの一括解析が実現された。
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Report
(1 results)
Research Products
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