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飼育実験による海鳥のチアミン欠乏耐性の検証

Research Project

Project/Area Number 18H00349
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 3120:Biology at molecular to cellular levels, biology at cellular to organismal levels, biology at organismal to population levels and anthropology, neuroscience and related fields
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

風間 麻未  北海道大学, 水産科学研究院, 技術補助員

Project Period (FY) 2018
Project Status Completed (Fiscal Year 2018)
Budget Amount *help
¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Fiscal Year 2018: ¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Keywords飼育 / 海鳥 / ビタミン
Outline of Annual Research Achievements

研究目的 : 海鳥の多くの種は現在急速に数を減らしているため、研究機関や動物園での域外保全が必要とされている。しかしながら、一般に海鳥種の飼育は困難とされており、とくに国内に生息する種の飼育実績は乏しい。海鳥の飼育を困難とする原因の一つは、適切な給餌方法が確立されていないことにある。現在、海鳥の飼育においては、チアミン欠乏症を防ぐために、餌にビタミン剤を添加することが種を問わずに推奨されている。一方、鳥類ではビタミンの過剰摂取が病理的弊害をもたらすこともある。そのため、海鳥を良好な状態で飼育するためには、種ごとのチアミン欠乏症の発症のしやすさに応じた適切な給餌方法を確立する必要がある。本研究の目的は、海鳥が実際にチアミン欠乏症を発症しやすいのか、その発症のしやすさは種ごとに異なるかを明らかにすることである。
研究方法 : 2018年4月~2019年3月にかけて、北海道利尻島・天売島・稚内市・枝幸町などの地域においてウミネコ・ウトウ・オオセグロカモメの3種から成鳥の糞及び吐き出した餌と、雛の糞および吐き出した餌の採取を行った。また、傷病鳥として保護飼育されているウミネコ2個体およびウトウ1個体の亜成鳥から与えている餌と糞の提供を受けた。餌と糞に含まれるチアミン分解酵素を保つため、採取後速やかに液体窒素で固定した。採取したサンプルは日本獣医生命科学大学に輸送し、チアミン分解酵素の活性を計測した。
研究結果 : 採取したサンプルを分析した結果、野生化のウミネコ・ウトウ、飼育下のウミネコ・ウトウの吐き出した餌または与えている餌の全てからチアミン分解酵素が検出された。糞については、現在分析を進めているところである。

Report

(1 results)
  • 2018 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ウミネコとニワトリの初期栄養特性の比較2018

    • Author(s)
      太田能之、久木田結愛、長谷川悦子、白石純一、風間麻未、風間健太郎、綿貫豊
    • Organizer
      日本鳥学会
    • Place of Presentation
      新潟大学
    • Year and Date
      2018-09-17
    • Related Report
      2018 Annual Research Report

URL: 

Published: 2018-04-23   Modified: 2020-03-17  

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