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血管内皮機能を反映するバイオマーカーとしての血中miRの臨床的有用性の評価

Research Project

Project/Area Number 18H00484
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 3210:General internal medicine, organ-based internal medicine, internal medicine of the bio-information integration, and related fields
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

濱田 里美  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師

Project Period (FY) 2018
Project Status Completed (Fiscal Year 2018)
Budget Amount *help
¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Fiscal Year 2018: ¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Keywords血管内皮機能検査 / microRNA / 日内変動
Outline of Annual Research Achievements

血管内皮機能の評価は心血管疾患・脳血管疾患に対する予防医療の上で重要である。現在、peripheralarterial tonometry(RH-PAT)などの生理検査が評価に用いられるが、検査時間が長い等の問題がある。microRNA(miR)は、non coding RNAの一種であり、疾患により血中の発現量が変化するため、種々の疾患のバイオマーカーとしての有用性が期待されている。我々は、マイクロアレイを用いて2565種類のmiRを網羅的に解析し、血管内皮機能低下に関連する29の候補miRを同定した。しかし近年、血中miRの一部は概日リズムや運動や食事に関連して発現量が変化すると報告された。バイオマーカーの安定性の観点からは、それらの影響が小さいものが望ましい。そこで本研究では、前述の候補および文献的に報告されたmiR計32種類を対象として、血管内皮機能との関連をさらに評価し、日内変動や食事の影響も検討してより安定性の高いmiRを同定することを目的とした。
RH-PATにより評価した血管内皮機能低下群および健常群を対象として、32種類の血中miRをリアルタイムPCRで定量した。2群間におけるmiRの差、およびRH-PATの指標と血中miRの相関より、6種類のmiRが血管内皮機能評価に有用と考えられた。健常者において食事前後で採血しこれらのmiRを測定すると、6種類全てで食事前後の変化量は小さかった。さらに、8、11、14、17時の採血により日内変動を検討すると、6種類全てで変動が見られたが、3種類のmiRにおいては、日内変動の大きさは血管内皮機能低下群と健常群での差よりも小さく、安定したバイオマーカーとなる可能性が示唆された。
血管内皮機能低下のバイオマーカーとして血中miRを臨床応用するには、今回同定した3種類について、さらに採血時間等の条件の標準化が必要と考えられた。

Report

(1 results)
  • 2018 Annual Research Report

URL: 

Published: 2018-04-23   Modified: 2020-03-17  

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