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小学校高学年体育科における「開かれた個」を育てるための授業開発

Research Project

Project/Area Number 18H00532
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 3250:Sports sciences, physical education, health sciences, and related fields
Research Institution福桶県教育庁福岡教育事務所

Principal Investigator

平井 源樹  福桶県教育庁福岡教育事務所, 指導主事(教員)

Project Period (FY) 2018
Project Status Completed (Fiscal Year 2018)
Budget Amount *help
¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2018: ¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Keywords戦術的行動 / 信頼関係 / リノベーション
Outline of Annual Research Achievements

○研究目的
現代の若者の課題として, 利己主義を強め他者を軽視することで自己肯定感を獲得し, 人間関係を自ら閉ざしてしまう「閉じた個」の増加傾向がある。この課題に応えるべく, 人格形成の基礎の時期と言われる小学校段階において, 自分の力を最大限に発揮しながら, 仲間と協働してともに伸びていく「開かれた個」を育てることを目的とした。
○研究方法
小学校高学年期は, 論理的に追究を行うことができるようになるため, ボール運動では仲間と意図した通りに作戦を遂行し成功させることに喜びを見いだし, その過程で仲間との戦術的行動や信頼関係を育んでいく。そこに至るには、実態が異なる仲間との意思疎通や合意形成を綿密に踏んでいくことが重要である。そこで, ボール運動の学習に、仲間と相互に作戦の実効性を高める追究活動「作戦相互リノベーション」を位置付けた。具体的には、課題を共有する兄弟チームとの対戦型実践練習を通して, 必要感をもつ場面が表出するたびに即時作戦の評価・修正を行った。その際, 次の方法で各チーム毎時間検証を行った。①子供のやりとりとそれを受けたゲームの様相を動画で分析し, 合意形成と戦術的行動の因果関係を見取る。②メインゲームでの得点につながる連係プレー表出回数を動画で分析し, 戦術的行動の質の高まりを見取る。③「合意形成の効果」「作戦をつくりかえる動機」をアンケートで調査し, 信頼関係の高まりを見取る。
○研究成果
学習を重ねるごとに, 子供が合意形成の効果を自覚しながら, それに伴って戦術的行動の質も高めていくことができた。さらに, 子供の作戦をつくりかえる動機が, 勝ちたいという達成動機から, 仲間がいるからきっとできそうという親和動機へと変容したことを見取ることができた。これらのことから, 仲間との戦術的行動と信頼関係を高め, 「開かれた個」の育ちを実現することができた。

Report

(1 results)
  • 2018 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Remarks (1 results)

  • [Remarks] 今後、福岡地区内の小学校体育研究会の研修会等で、研究の成果を踏まえた講義をしていく予定

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      2018 Annual Research Report

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Published: 2018-04-23   Modified: 2020-03-17  

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