Project/Area Number |
18H01001
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
|
Research Institution | University of Hyogo (2020-2022) Kansai University of Social Welfare (2019) Kio University (2018) |
Principal Investigator |
古川 恵美 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (20636732)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石崎 優子 関西医科大学, 医学部, 教授 (20411556)
鯵坂 誠之 大阪公立大学工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (60634491)
池田 友美 摂南大学, 看護学部, 教授 (70434959)
中村 恵 畿央大学, 教育学部, 教授 (90516452)
信迫 悟志 畿央大学, 健康科学部, 准教授 (50749794)
福地 成 (福地成) 東北医科薬科大学, 医学部, 講師 (50641958)
能智 正博 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (30292717)
柘植 雅義 筑波大学, 人間系, 教授 (20271497)
岩坂 英巳 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (70244712)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥15,340,000 (Direct Cost: ¥11,800,000、Indirect Cost: ¥3,540,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2019: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2018: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
|
Keywords | 特別養子縁組 / ペアレント・トレーニング / 発達障害 / 養親 / 里親 / ソーシャルワーカー / 養子 / 里子 / 家族支援 / 愛着障害 / フィンランド / ネウボラ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、里親・養親のうち発達障害のある(もしくはその可能性のある)子どもを育てている家族を対象としたペアレント・トレーニングのプログラムの開発とプログラムを実践できるファシリテーターの養成である。2021年度は、これまでの研究から日本ペアレント・トレーニング研究会が提案する基本プラットフォームに、養子縁組家庭に特化した内容を加えたプログラムを開発した。そのプログラムの概要については、養子縁組家庭を対象として実施したペアレント・トレーニング受講者(養親とソーシャルワーカー)に、フォローアップの機会や個別インタビューの際に説明し、同意を得た。 またこのプログラムを里親・養親への支援者がファシリテーターとしてペアレント・トレーニングを実践できるようガイドブックの骨子を完成させることができた。ガイドブックの前半は里親・養親と子どもの生活を理解するための内容、後半は発達障害のある(もしくはその可能性のある)子どもを育てている里親・養親へのペアレント・トレーニングを実施するためのマニュアルである。必須とした内容は以下のものである。 1)子どもが里親・養親と暮らすようになってから1年半以降でペアレント・トレーニングは開始すること 2)子どもと暮らし始めたころの「試し行動」はペアレント・トレーニングでとりあげる行動の問題ではないこと 3)里親・養親になるために多くの研修を受けてきているが、子どもの良い行動に注目してほめる習慣がついていなくても当然と捉えて実施すること 4)ファシリテーターは指導者ではいことを理解した上で、里親・養親がペアレント・トレーニング中に発した多くの「言葉」を例として入れこむこと 2021年度はこのマニュアルを用い、ファシリテーターとなる可能性のある児童家庭支援センター職員対象の研修を実施した。その知見をもとに2022年度は修正を加え完成を予定している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題【発達障害のある子どもの里親・養親を対象としたペアレント・トレーニングの開発】について、特別養子縁組家庭を対象としたペアレント・トレーニングを開発し、プログラム内容についての意見を養子縁組家庭や支援者であるソーシャルワーカーから聴取しているところである。これまでに蓄積されたデータの最終的な分析にはいっており、2021年度中に複数の学会発表・論文投稿ができた。また、大阪府茨木市や三重県名張市、宮城県気仙沼市等で研究の一部を発表した。
|
Strategy for Future Research Activity |
開発したプログラムでペアレント・トレーニングを新規の養親参加者で実施する計画がすすんでいる。またこのプログラムが実施できるファシリテーター養成のための研修を引き続き行う。 2022年度中にも複数の学会発表・論文投稿ができる準備を整えることができている。 これまでに蓄積されたデータの最終的な分析をすすめ、プログラムを完成させる。
|