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オートファジーを介したシェーグレン症候群発症機序の解明と革新的治療薬開発への展開

Research Project

Project/Area Number 18H02971
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Review Section Basic Section 57020:Oral pathobiological science-related
Research InstitutionNihon University (2020-2022)
The University of Tokushima (2018-2019)

Principal Investigator

山本 安希子 (山田安希子 / 山田 安希子)  日本大学, 歯学部, 助教 (70452646)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 武範  国立医薬品食品衛生研究所, 遺伝子医薬部, 室長 (80457324)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2022)
Budget Amount *help
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2019: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2018: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Keywordsシェーグレン症候群 / オートファジー / ミトコンドリア / 自己免疫疾患 / マイトファジー / IL-1a
Outline of Research at the Start

シェーグレン症候群は涙腺・唾液腺を標的とする自己免疫疾患であるが、これまで種々の研究が行われてきたにもかかわらず、その発症機序の詳細は不明である。一方、オートファジーは近年様々な疾患との関連が報告されているが、自己免疫疾患の発症機序に対する明確な知見は未だ得られていない。本研究では、オートファジーを介したシェーグレン症候群発症機序の解明を行い、特異的治療薬の開発を目指す。
正確かつ詳細な分子機序を明らかにするため、複数および多層におけるオミクス解析を統合したトランスオミクス解析を実施する。また有効な薬剤標的分子決定のため、オートファジーの直接制御分子に対する相互作用分子の同定も併せて行う。

Outline of Annual Research Achievements

シェーグレン症候群は主に涙腺・唾液腺を標的とする自己免疫疾患であるが、これまで多方向からの研究が行われてきたにもかかわらず、その発症機序の詳細は不明である。一方、オートファジーは近年様々な疾患との関連が報告されているが、自己免疫疾患の発症機序に対する明確な知見は未だ得られていない。口腔領域における代表的な自己免疫疾患であるシェーグレン症候群においても同様で、オートファジーとの関連を示す報告はほとんどない。そこで、本研究ではオートファジーとシェーグレン症候群との関連を明らかにすることを目的とした解析を行う。
これまでに、申請者はミトコンドリアを介したオートファジーであるマイトファジー関連因子の発現がシェーグレン症候群モデルマウスにおいて上昇していることを示唆する結果を得ている。一方で、IL-1aがシェーグレン症候群に関連していることを示す報告が散見されるのに加え、最近ではIL-1aとマイトファジーとの関連を示す報告もなされていることから、申請者はシェーグレン症候群におけるIL-1aの役割に着目し、IL-1aの機能解析に着手している。IL-1aはアラーミン分子として知られているが、アラーミンとしての機能の他にも、核内に存在し重要な働きを担っていることが示唆されているが、詳細は不明である。シェーグレン症候群とIL-1a、およびマイトファジーについて、これらの相関性について詳細な解析を行うことを計画している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

申請者は2020年度より徳島大学から日本大学に所属が変更となった。そのため、計画していた解析は申請者が徳島大学に出向して行う予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大により徳島大学における入構制限を受け、実施できなかった。そのため、シェーグレン症候群モデルを用いた解析は実施できなかったが、現所属講座においても実施可能な実験系を用いて、新たなアプローチによりオートファジーを介したシェーグレン症候群の発症機序の解明を検討している。特に、IL-1aがシェーグレン症候群の発症に関与していること、また、IL-1aはマイトファジーにも関連することが報告されていることから、IL-1aに焦点をあてた研究を行っている。2021年度は2020年度に引き続き、IL-1aの細胞内局在の制御について解析を実施した。

Strategy for Future Research Activity

令和4年度は引き続き日本大学にて立ち上げた実験系を用いた解析を、シェーグレン症候群発症機序の解明につなげていくことを考えている。日本大学における解析を主軸に、社会情勢を考慮しつつ可能であれば徳島大学にも出向し、得られた結果についてシェーグレン症候群モデルマウスの病態に反映されるかを確認および検討することを予定している。

Report

(2 results)
  • 2021 Annual Research Report
  • 2020 Annual Research Report

Research Products

(3 results)

All 2022 2021

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results,  Open Access: 2 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Quantitative analysis of mitochondrial calcium uniporter (MCU) and essential MCU regulator (EMRE) in mitochondria from mouse tissues and HeLa cells2022

    • Author(s)
      Akira Watanabe, Kousuke Maeda, Atsushi Nara, Mei Hashida, Mizune Ozono, Ayaka Nakao, Akiko Yamada, Yasuo Shinohara, Takenori Yamamoto
    • Journal Title

      FEBS Open Bio

      Volume: 12(4) Pages: 811-826

    • DOI

      10.1002/2211-5463.13371

    • Related Report
      2021 Annual Research Report
    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Journal Article] The molecular mechanisms of mitochondrial calcium ion channel, calcium uniporter2021

    • Author(s)
      Takenori Yamamoto, Akiko (Yamada) Yamamoto, Yasuo Shinohara, Akira Watanabe
    • Journal Title

      Seibutsubutsuri

      Volume: in press

    • NAID

      130008045192

    • Related Report
      2020 Annual Research Report
    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Presentation] 非アルコール性脂肪肝炎モデルマウスにおけるミトコンドリアの機能解析2021

    • Author(s)
      山本安希子、奈良篤、石丸直澄、山本武範、浅野正岳
    • Organizer
      第110回日本病理学会総会
    • Related Report
      2021 Annual Research Report

URL: 

Published: 2018-04-23   Modified: 2022-12-28  

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