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バキュロウイルスによる宿主行動操作の神経基盤の解明

Research Project

Project/Area Number 18J00134
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field Insect science
Research InstitutionKanazawa University
Research Fellow 國生 龍平  金沢大学, 理工研究域生命理工学系, 特別研究員(PD)
Project Period (FY) 2018-04-25 – 2021-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2020)
Budget Amount *help
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Keywordsバキュロウイルス / BmNPV / カイコ / 宿主行動操作 / 発現変動遺伝子 / CRISPR/Cas13d / ノックイン / 宿主操作 / Bombyx mori / ゲノム編集 / GAL4-UAS / Cas13d
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、ウイルス感染脳における宿主の発現変動遺伝子(Differentially Expressed Gene: DEG)およびその発現ニューロンの詳細な機能解析を行うことにより、バキュロウイルスが宿主昆虫の脳内の行動中枢を利己的に操作する分子・神経メカニズムを解明することを目標とする。
昨年度までに、カイコ培養細胞にCRISPR/Cas13dシステムを導入し、その有効性を実証した。そこで、今年度はCRISPR/Cas13dによるカイコ内在性遺伝子ノックダウン細胞のRNA-seq解析を行ったところ、Cas13d/gRNAの発現により標的遺伝子のmRNAを効率的かつ配列特異的に切断できるが、切断後のRNA断片が少なからず残留することが明らかになった。また、カイコ培養細胞においてCas13d/gRNAを発現させると細胞増殖の減少やhouse-keeping遺伝子の発現低下が見られることが判明した。これらの細胞では一部のトランスポゾンの発現が顕著に上昇していたことから、Cas13d/gRNAがsmall RNA経路に干渉してトランスポゾンの抑制が緩くなったと予想される。したがって、カイコではこうした点を考慮した上でCRISPR/Cas13dを使用する必要があり、今後はこれらの欠点を改善することでツールとしての利便性が上がると考えている。
また、今年度はDEGの詳細な機能解析を行うため、ノックイン(TAL-PITCh法)によりDEG発現細胞特異的に外来遺伝子を発現誘導できるGAL4カイコの作出を試みた。しかし、得られたGAL4系統では全くGAL4発現を誘導できなかった。昨年度には中枢神経系特異的遺伝子(nSyb)のGAL4カイコも同様の結果であったことから、カイコにおいては5'UTR領域へのノックインでは標的遺伝子の発現パターンを模倣することが極めて難しい可能性がある。

Research Progress Status

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

Report

(3 results)
  • 2020 Annual Research Report
  • 2019 Annual Research Report
  • 2018 Annual Research Report

Research Products

(2 results)

All 2020 2019

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] カイコ培養細胞における新たな遺伝子ノックダウンシステムの導入:CRISPR/Cas13dによる一本鎖RNA切断2020

    • Author(s)
      國生龍平、庄司佳佑、木矢剛智
    • Organizer
      日本蚕糸学会第90回大会
    • Related Report
      2019 Annual Research Report
  • [Presentation] カイコ培養細胞における CRISPR/Cas13d を用いた遺伝子ノックダウンシステムの導入2019

    • Author(s)
      國生龍平、木矢剛智
    • Organizer
      令和元年度(2019)日本動物学会中部支部大会金沢大会
    • Related Report
      2019 Annual Research Report

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Published: 2018-05-01   Modified: 2021-12-27  

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