中世後期の東国・畿内地域における顕密・禅宗寺院の展開と武家
Project/Area Number |
18J00893
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Japanese history
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
小池 勝也 埼玉大学, 教育学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2018: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 鶴岡八幡宮寺 / 寺院法 / 古河公方 / 東国 / 顕密仏教 / 鎌倉府 / 中世東国 / 醍醐寺 / 理性院 / 勝長寿院 / 日光山 / 安堵 / 補任 / 室町幕府 |
Outline of Annual Research Achievements |
①「鎌倉府政権下における鎌倉三カ寺の盛衰」(菊地大樹・近藤祐介編『東国の中世』高志書院、2021年刊行予定)では、これまでの自身の研究を踏まえつつ、鎌倉府政権下における鎌倉顕密寺院の展開過程を通時的に検討した。そして、(1)当該期は東西の宗教界の分離が強調される傾向にあるが、少なくとも宗教界のレベルでは、鎌倉期程ではないにしても東西顕密僧の交渉は継続的であり、同様の宗教的秩序に包摂される存在であったといえること、(2)一方、鎌倉府と室町幕府の対立が先鋭化する中で、鎌倉公方は鎌倉顕密寺院への介入を強化し、法脈を無視して自身の親族等を別当として送りこんだが、このような措置は、返って鎌倉顕密寺院の衰退を促すことになり、鎌倉顕密仏教界の中核たる鶴岡八幡宮寺別当・勝長寿院別当ともに、古河公方がらみの内乱で廃絶することとなり、公方という主を失った鎌倉顕密仏教界も衰退を余儀なくされたこと、などを指摘した。 ②古河公方子弟僧の研究…古河公方の子弟で、仏門に入った人物に関する基礎的な研究を行った。検討の成果は、(1)「僧籍に入った成氏子弟の動向」、及び(2)「雪下殿空然の経歴と社家奉行人の活動」(ともに黒田基樹編『足利成氏・政氏とその時代』戎光祥出版、2021年刊行予定)にまとめた。 ③中世後期寺院法の研究…新たな研究テーマとして中世後期の寺院法について検討し、その成果を「寺社法―聖と俗の狭間で―」(松園潤一朗編『室町・戦国時代の法の世界(仮題)』吉川弘文館、2021年刊行予定)にまとめた。その中で、中世後期寺院法の特色として、時代が下るにつれて、前期同様原理原則は掲げつつも、世俗社会からの影響がより強く条文に反映されるようになり、かつ前期では慣習(法)のうちに留まっていた事項が、条文にも反映されるようになる点を指摘した。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(19 results)
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[Book] 室町遺文 月報22019
Author(s)
植田真平 小池勝也
Total Pages
6
Publisher
東京堂出版
ISBN
9784490307795
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[Book] 醍醐寺2018
Author(s)
西弥生編著
Total Pages
386
Publisher
戎光祥出版
ISBN
9784864032926
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