核内ボディによる新規雄性遺伝子群の転写制御メカニズムとその生物学的意義の解明
Project/Area Number |
18J01669
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Center for Novel Science Initatives, National Institutes of Natural Sciences |
Research Fellow |
栗原 美寿々 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター、アストロバイオロジーセンター、生命創成探究, 生命創成探究センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | PML body / 転写調節 / エピジェネティクス / 核内構造体 / APEX / 遺伝子転写制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
PML bodyは核内に局在する球状の構造体である。これまでに、細胞のガン化やアポトーシス、老化、DNAダメージ応答などに関与することが示唆されており、遺伝子転写制御への関連も示されている。しかしながら、PML bodyが具体的にどういった遺伝子をどのように制御しているのかはほとんど明らかにされていない。その大きな要因の一つとして、PML bodyとクロマチンの相互作用を解析する技術が限られていることが挙げられる。本研究では、PML bodyと相互作用する遺伝子領域を網羅的に同定するため、ALaP-seq(APEX mediated chromatin Labeling and Purification)法という新技術を開発した。これにより、これまで謎に包まれていたPML body が相互作用するクロマチン領域をゲノムワイドに同定しすることに成功した。さらに、相互作用する遺伝子領域のうち、一部の遺伝子についてPML bodyが転写を活性化することを明らかとした。また本研究では、PML body による遺伝子の転写活性化は、PML bodyが遺伝子領域と相互作用することによって、DNAメチル化酵素の1つであるDNMT3Aが遺伝子領域にアクセスできないようにすることで制御することを見出した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)