Project/Area Number |
18J02110
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | Kyoto City University of Arts |
Research Fellow |
岡崎 聡 京都市立芸術大学, 音楽学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 聴覚 / 知覚 / 同時性知覚 / 時間分解能 / 時間知覚 |
Outline of Annual Research Achievements |
1) これまで行なってきた心理物理実験によって,2純音の知覚的同時性の範囲の測定値を,様々な2音の周波数組み合わせに対して収集してきた。そこで,任意の2音の周波数組み合わせを,周波数領域と周波数距離の2つの変数で連続的に表現し,2純音の同時性の範囲がこれら2変数上で従う法則の導出を試みた。その結果,2純音の同時性の範囲は,周波数距離に対して折線(折点を共有する2区間直線)でシンプルに回帰できることが明らかとなった。また,折点より左側の領域が周波数領域によって系統的に変化することも明らかとなった。さらに,本研究はこれらの観測値から得られた法則を数式化することに成功した。
2) 次に,上で得られた2純音の知覚的同時性の範囲が周波数次元で従う法則を純音から複合音の世界へ拡張することを試みた。2純音調波複合音に対する同時性の範囲の測定値を説明できるよう,純音の同時性の範囲の法則を変形した。その結果,2純音調波複合音の基本周波数に純音の同時性の範囲の法則を適用しても,複合音に対する同時性の範囲は説明できないが,2つの2純音調波複合音の間のすべての周波数組み合わせに対して純音の同時性の範囲を適用し,その平均値を取るだけで2純音調波複合音の同時性の範囲をよく予測できることが示された。この式は,あらゆる複合音にも計算可能である。また,聴覚経路上のどこかで同時性に関して平均値をとる処理(アンサンブル処理)が行われていることを示唆している。
3) さらに,本研究は,同時性の範囲が実際の演奏のような複雑な複合音に対してどのような振る舞いをするのか明らかとするため,ピアノ演奏データを収集した。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(17 results)