縦長開口が不規則に配置されたRC連層耐震壁の応力伝達機構の解明と性能評価法の構築
Project/Area Number |
18J10383
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Building structures/Materials
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
劉 虹 大阪大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 開口高さによる耐力低減率 / 鉄筋コンクリート / 縦長開口 / FEM解析 / 連層耐震壁 / 構造実験 / 終局強度 / 開口低減率 / 耐震壁 / 静的増分解析 / 縦長開口連層耐震壁 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は縦長開口連層耐震壁の高精度な性能評価モデルを構築することを目的している。2年目では,出産・育児により研究が中断したため,3年目では2年目の続き研究を実施した。 ①縦長開口連層耐震壁の構造性能評価法の実現に資する基礎資料を整備することを目的として,2年目実施した構造実験を対象に二次元FEM解析を実施した。FEM解析モデルより,実験における荷重-変形角関係,履歴特性,破壊性状および壁脚部における応力分布を概ね再現できることを確認し,同解析モデルの有効性を示した。FEM解析結果より,本研究で提案した評価指標(開口高さに関する耐力低減率)のRC規準のものに対する優位性を追検証した。併せて,当該指標に潜在する課題,とくに開口偏在によって耐力を過大評価する場合があることを明らかにするとともに,評価精度を改善するために開口偏在の影響を考慮する係数を提案し,その有効性を示した。 ②RC規準に示した耐力低減率の適用条件を明らかにするため,既往の連層耐震壁試験体を対象に1999年版RC規準で推奨されていた梁型および開口周辺の柱型を設けた縦長開口連層耐震壁のFEM解析を実施し,当該指標に対する梁型と柱型の増設効果を分析した。 また,2年目の実験結果から,本研究で提案した評価指標が縦長開口連層耐震壁の早期のせん断破壊を防止する保証設計に適用できることを実験的に明らかにした。 最後に3年間の研究成果を整理し,壁長さ方向に連続する縦長開口が有する連層耐震壁の評価法を実用化するための今後の課題を整理した.
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)