Project/Area Number |
18J11591
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
難波 修史 広島大学, 教育学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 情動的共感 / 情動伝染 / 表情 / 感情 / 情動 / 認知 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究課題 (体験表情を用いた情動的共感プロセスの検証) に関わる以下の研究を行ってきた。 研究1では情動的共感プロセスの研究で用いる刺激の選定を行った。各表情刺激において表出された表情筋のコーディングおよび観察者の評定を用いて、主観的な表情強度に違いがなく、形態学的あるいは動的特徴に違いのある体験表情および意図表情を選出することができた。この刺激を用いることによって以降の実験を実現できた。研究2では体験表情および意図表情に対する体験の有無を判断する認知プロセスの検討を行うため、各表情刺激に対する「表情表出者が情動を体験している(あるいはしていない)」という判断に至るまでのプロセスを数理的に記述し、複数の仮説を導入したモデル同士を対数周辺尤度の観点から比較した。その結果、①体験表情と意図表情では異なる体験検出パラメータが適用される、②体験を判断するまでのプロセスには推測的なプロセスが含まれる、③動的映像を用いることで意図表情に対する体験検出パラメータが体験表情に対する体験検出パラメータよりも増大する、ことが明らかとなった。研究3では体験および意図表情を観察したときの表情反応と自己報告型の情動体験を用いた。①驚き意図表情を除くいずれの情動表情に対しても、表情模倣は生じた。しかし、体験表情と意図表情に対する表情模倣反応に有意差はなかった。②いずれの情動表情に対しても、情動刺激と対応する情動体験 (e.g., 嫌悪表情刺激に対する嫌悪体験) が生起した。しかし、体験表情と意図表情に対する情動体験の強度に有意差はなかった。③驚きおよび幸福体験表情に対してのみ、表情模倣と情動体験の間に相関関係が観察された。このことは情動伝染モデルを支持しているエビデンスとして解釈できる。 これらの研究成果は、国内外の学会において発表されており、学術論文や書籍にも掲載されている。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)
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[Presentation] 不確実な状況に対する耐性と不確実な状況下での学習課題の関連2018
Author(s)
難波修史, 柏原志保, Kabir Russell, 橋本淳也, 平本亮介, 小林亮太, 加藤美幸, 原口優輔, 野口由華, 藤田和也, 中尾敬
Organizer
日本認知心理学会第16回大会
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