Project/Area Number |
18J12457
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Keio University |
Research Fellow |
大瀧 夏子 慶應義塾大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 特発性間質性肺炎(IIPs) / 2型自然リンパ球(ILC2) / 3型自然リンパ球(ILC3) / 肺線維症 / 自然リンパ球 / ILC2 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、当研究室で作成した肺線維症を自然発症する新規モデルマウス(IFNγR-/-Rag-2-/-マウス)を使用し、肺線維症の発症・増悪メカニズムを解明することを目標とした。 前年度以前の研究により、IFNγR-/-Rag-2-/-マウス肺では2型・3型自然リンパ球(ILC2, ILC3)の活性化が見られること、全てのILCを欠損するIFNγR-/-Rag-2-/-γc-/-マウスで病態発症が見られなかったためILCが病態形成に必須であることが明らかになっていた。そこで、前年度はILC2及びILC3がどの様に病態増悪機構に関与するのかをより詳細に解析した。 ILC2を活性化させる主要なサイトカインはIL-33であることが知られているため、まずIFNγR-/-Rag-2-/-マウスとIL-33を欠損するIL-33gfp/gfpマウスを交配し、IFNγR-/-Rag-2-/- IL-33gfp/gfpマウスを作製した。このマウスではILC2の活性化が減弱し、かつ線維症が発症しなかったことから、IL-33依存的なILC2の活性化が病態形成に必須であることが明らかになった。 さらにILC2に加えてILC3の病態形成への関与を確認するためにIFNγR-/-Rag-2-/-マウスとRorγt-/-Rag-2-/-マウスを交配し、新たにIFNγR-/-Rag-2-/- Rorγt-/-マウスを作製した。RorγtはILC3のマスター転写因子であるため、IFNγR-/-Rag-2-/- Rorγt-/-マウスはILC3を欠損する。このマウスを解析したところ線維化病変が見られなかったことから、ILC3が病態形成に必須であることが明らかになった。 以上の結果より、IL-33依存的なILC2の活性化及びILC3の両方が、線維症の自然発症を引き起こすことが前年度の研究より明らかになった。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)