Analysis of stress granules components and functions
Project/Area Number |
18J13212
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤川 大地 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | ストレス顆粒 / シグナル伝達 / アポトーシス |
Outline of Annual Research Achievements |
ストレス顆粒 (Stress Granules : SGs)は、ERストレスなどの特定のストレス刺激によって細胞質内に一過的に形成される膜構造を持たない構造体であり、mRNA、40SリボソームおよびTIA1やG3BP1をはじめとするRNA結合タンパク質等から構成される。SGsの機能として、異常タンパク質の翻訳・蓄積を防ぎ、更なる細胞損傷を回避する重要なストレス適応機構であることが報告されている。また様々なシグナル伝達分子を顆粒内に取り込むことでシグナル伝達を制御し、ストレス環境下での細胞機能制御に寄与することも知られている。更に近年、SGsの形成異常が、がん細胞の薬剤抵抗性の獲得や神経変性疾患で見られる封入体形成の要因となることも報告されており、様々な疾病の病態に関与することが明らかになりつつある。しかし、生体のストレス応答におけるSGsの生理機能に関しては未だ不明な点が多く残されている。そこで、SGsの生理機能を解明することを目的として、SG構成タンパク質の網羅的な同定を試みた。 本研究では、近位依存性ビオチン標識を利用したSG構成分子の網羅的なスクリーニング法を確立し、既知のSG構成分子に加え、新規SG構成分子を複数同定することに成功した。また、スクリーニングによって得られた分子には、シグナル伝達分子、特にアポトーシス制御分子が複数含まれていた。これらアポトーシス制御分子とSG形成に関して、生化学実験による分子レベルでの解析を行った結果、SGsは特定のアポトーシス制御分子を顆粒内に取り込むことによって、効率よく細胞死を抑制し、ストレス環境下で細胞の生存に寄与していることを明らかにした。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)