19世紀中葉ロシアの対清政策転換と在華宣教師についての総合的研究
Project/Area Number |
18J13383
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Historical studies in general
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
畔柳 千明 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2019: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 在華宣教師 / ロシア帝国 / アルバジン人 / 露清関係史 / 宣教師 / 東教宗鑑 / 漢文脈 / 露清関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和元年度においては、グーリイ=カルポフ(1814-1882)を中心に19世紀中葉のロシア人在華宣教師による伝道関係事業についての考察を進めた。特に宣教師と、ロシア人移民の子孫を中心とした清朝中国国内の正教徒のコミュニティの関係性の特殊性に着目した。この成果の一部は、2019年8月に東方キリスト教圏研究会・関西ビザンツ史研究会合同シンポジウムにおいて「中国情報の仲介者としての北京宣教団」と題して口頭発表を行った。また先行研究を整理した上で、同月にはリサーチ・コロキアム(学内規定による博士論文の第一次予備審査)を開催し、19世紀中葉の露清関係を論じるにあたって問題意識をより明確化した。 2019年8月~2020年1月にはサンクトペテルブルク大学東洋学部に滞在し、研究指導を受けつつ、ロシア国立歴史文書館が所蔵する第十二次宣教団の随行官の個人文書群の調査・収集を行った。この個人文書は、1830~40年代のロシアからの宣教団の派遣背景を明らかにする上で重要な資料であるが、これまで先行研究で存在は知られていても本格的な調査はなされていなかった。今後分析を進め、博士論文の一部などとして研究成果を公表していく予定である。 令和元年度に実施した外部機関での調査は次の通りである。まず2019年4月には仙台を訪問し、宮城県図書館で研究課題に関連する文献の収集を行った。また秋から冬のサンクトペテルブルク滞在中には、上記のロシア国立歴史文書館に加えて、サンクトペテルブルク大学東洋学部図書室、ロシア連邦科学アカデミー東洋写本研究所、同物質文化研究所、同人類学・民族学博物館(クンストカメラ)、ロシア国立図書館、ロシア帝国外交史料館において資料調査を実施した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)