Project/Area Number |
18J20143
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
田中 優実子 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2020: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2019: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | ILC2 / トランスクリプトーム / 2型自然リンパ球 / 1細胞解析 / 細胞回収 / 網羅的遺伝子発現解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
ILC2の活性化過程における過渡的な遺伝子発現情報の取得に成功したことを踏まえ、本年度は以下の二項目に取り組んだ。 ①取得遺伝子のILC2活性化への影響の確認 本手法によりmRNAレベルで過渡的に発現することが示唆された遺伝子の中には、2型免疫応答の誘導に重要な役割を果たす液性因子であるIL-4をコードするIL4と、マイクロRNAであるmiR-155をコードするMIR155HGが含まれていた。まず、IL-4がタンパク質レベルでもILC2の活性化の過程で過渡的に産生されるのかを確認するために、LCI-Sを用いてIL-4の分泌動態を1細胞レベルで測定した。その結果、複数の細胞から過渡的なIL-4の分泌を認めた。IL-4の受容体をILC2は発現していることから、ILC2は活性化の過程でIL-4を過渡的に分泌し、オートクライン的に自身の活性化を促進している可能性が示唆された。また、MIR155HGの発現を抑制するDecoy RNAをILC2にエレクトロポレーション法で導入し、LCI-SでIL-13の分泌応答を測定することを試みた。しかしながら、導入条件に課題が残り、MIR155HGの発現を抑制した際の効果の確認には未だ至っていない。 ②本手法の他の生命現象への応用 研究計画では、本手法を用いて線維芽細胞における概日リズムの遺伝子発現変動を網羅的に取得する予定であった。しかしながら、線維芽細胞のような接着細胞は今回構築したガラスキャピラリーを用いた回収法で回収することが困難であることが明らかとなったため、異なる細胞種を用いて計画を進めることとした。そのなかで、明暗周期に合わせて細胞分裂を行う紅藻の1種であるCyanidioschyzon merolaeを題材として選び、生育条件や回収タイミングの検討などを行った。しかしながら、1細胞回収をするには至らなかった。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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