Project/Area Number |
18J20388
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Ecology/Environment
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Research Institution | Kobe University |
Research Fellow |
船本 大智 神戸大学, 農学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 花粉媒介 / 花粉媒介者 / ガ媒花 / 送粉シンドローム / 鱗翅目 / 種間関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、ツリガネニンジン属において花粉媒介様式の進化過程を明らかにするために、本属を対象とした花粉媒介様式の野外調査および分子系統解析を行う予定だった。しかし、コロナ禍によって、計画をしていた野外調査と分子実験を行うことができなかった。野外調査に関しては調査を計画していた植物種の生育地が遠方であったため、野外調査を行うことが困難だと判断した結果、調査を行わなかった。また、分子実験に関しては共同研究先を訪問して実験を行う予定だったことから、訪問して実験を行うことはできないと判断した結果、実験を行わなかった。 このため、本年度はこれまで行った研究によって得られた成果を発表することに重点を当てた。前年度までの研究によって、早春に咲くキブシ(キブシ科)は昼行性昆虫類によって主に花粉媒介されるものの、キブシの花粉媒介には夜行性ガ類も一定の貢献をしていることが明らかになった。従来の研究では、早春に活動する花粉媒介者として、ハナバチ類やハエ類などの昼行性昆虫類が重要視されてきた。しかし、本研究は早春に開花する植物において夜行性ガ類も花粉媒介者として一定の役割を果たしていることを明らかにした。このキブシの研究に関する論文をPlant Species Biology誌に投稿し、掲載された。また、日本生態学会のシンポジウムにおいても、キブシの花粉媒介に関する研究発表を行った。加えて、ショウブ(ショウブ科)におけるヒゲボソケシキスイ科による花粉媒介に関する論文をBulletin of the Ecological Society of Americaに投稿し、掲載された。 以上から、当初の計画は達成できなかったものの、一定の成果はあったといえる。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)