Project/Area Number |
18J21517
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Environmental physiology (including physical medicine and nutritional physiology)
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
浅野 冬樹 筑波大学, 人間総合科学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
|
Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 睡眠 / 概日リズム / リン酸化酵素 / SIK3 / 睡眠・覚醒 / 遺伝子改変マウス / Cre-loxPシステム / 神経細胞サブタイプ / コンディショナルノックアウト / 体重 |
Outline of Annual Research Achievements |
リン酸化酵素であるSIK3の機能獲得型変異は、ノンレム睡眠時間の増加および睡眠要求の指標のひとつであるノンレム睡眠時の脳波のデルタ波成の増加を引き起こし、過眠症様症状を示す。しかし、内因性のSIK3が睡眠覚醒制御に関わっているかどうか、関わっているならば、どのような脳領域や神経細胞種がSIK3を介した睡眠制御に重要なのかは明らかになっていない。全身性にSIK3を欠損したマウスはそのほとんどが末梢性の異常により生後すぐに死亡してしまうため、睡眠覚醒評価に使用できない。本研究では、新たに確立したCre酵素特異的にSIK3欠損を引き起こすSik3-floxマウスと特定の脳領域、神経細胞種でCreを発現するマウス複数種とを交配することで、様々な脳領域や神経細胞種でSIK3を欠損したマウスを作成した。研究代表者らは10種類以上の脳領域、神経細胞種特異的なSIK3欠損マウスを作成したが、これらのマウスは出生直後の突然死や外見上明らかな異常は示さなかった。脳領域および神経細胞種特異的なSIK3欠損マウスの睡眠覚醒を評価することにより、内因性のSIK3が睡眠覚醒を制御する脳領域および神経細胞種の特定を試みた。 睡眠覚醒評価を通して、内因性のSIK3がある脳領域の特定の神経細胞種を介して睡眠要求を制御していることが明らかになった。また、前年度に見出したSIK3欠損による概日リズム異常についても、その責任領域および神経細胞集団を特定した。概日リズム異常は、SIK3を介した睡眠要求制御に関わる神経細胞種とは異なる神経細胞種においてSIK3を欠損させた場合に観察された。したがって、SIK3は異なる神経細胞集団を介して睡眠要求と概日リズム制御を制御していることが示唆された。
|
Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|