分散配置マイクロフォン・スピーカを用いた音場収録・再現
Project/Area Number |
18J21926
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Perceptual information processing
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
植野 夏樹 東京大学, 情報理工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2020: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2019: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 音場収録 / 音場再現 / マイクロフォンアレイ / スピーカアレイ |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は,6月に音場収録に関する成果を論文にまとめ,国際論文誌であるIEEE Transactions on Signal Processingに投稿した.これは任意の配置及び指向特性のマイクロフォンアレイを用いた音場収録技術に関するものであり,更に音源位置のおおまかな事前情報を取り入れることでより計測精度を高める手法も提案している.また,従来の発表の多くでは理論的検討を主目的として,二次元空間中の音場収録について扱っていたが,本論文では,三次元空間における定式化を行い,数値実験においても,部屋の残響を含むような実用的な環境を模擬して評価を行った.本論文は何度かの査読及び修正の後,令和3年4月に採録が決定された. また,7月には上記の音場収録の問題を含む,更に抽象的な逆問題の理論をまとめ,国際論文誌であるIEICE Transaction on Fundamentalsに投稿した.本論文は,飽和現象を含む逆問題の定式化及び解法に関して議論したものであり,例えばマイクロフォン及び増幅器において飽和が生じた場合の音場収録問題にも応用が可能である.関数解析及び最適化の知見からの抽象的な議論が主目的ではあるが,数値実験によっても提案手法の有効性を確認した,本論文は何度かの査読及び修正の後,令和3年2月に採録が決定された. 音場再現に関しては,マルチゾーン再生と呼ばれる,異なる複数のエリアにそれぞれ異なる音場を提示する応用技術に関する研究を弊研究室の学生と共同で行った.この成果は,査読付き国際会議であるICASSPに採録が決定されている. 最後に,博士課程3年間の全ての成果をまとめ,博士論文を執筆した.
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(25 results)