Project/Area Number |
18J22718
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Basic / Social brain science
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡田 桜 東京大学, 薬学系研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
|
Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 海馬 / マルチユニット記録 / 葛藤 / シリコンプローブ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「嫌悪刺激を乗り越えて報酬を取るか否か」という葛藤時における腹側海馬の神経活動を明らかにする事を目的としている。本年度は、これを達成するための実際の記録解析を行った。本研究では自由行動下ラット腹側海馬からの記録という手法を用いている。この領域は脳表から7.5mm程度と深く記録が難しい部位である。そこで前年度にシリコンプローブ電極という複数の記録部位を持つ電極を用いた記録手法の洗練を行った。 今年度は本手法を用いた神経活動の記録および、記録された神経活動データについて解析を行った。まず、背側及び腹側の海馬神経細胞が報酬あるいは嫌悪刺激についてどのような反応性を示すかについて昨年度に引き続いて解析を行った。昨年度からさらに記録細胞数の追加を行い、背側、腹側いずれの場合においても、一部の細胞が報酬あるいは嫌悪刺激に反応した活動を見せることを確認した。また、このような反応性を示す細胞は特に背側海馬に多くみられることを示した。 また、行動課題遂行後の睡眠安静時の神経活動についても解析を行った。神経細胞の集団的な活動を反映した脳波についてまず解析を行った。睡眠時に特徴的な脳波であるリップルについて、背側及び腹側海馬の両方で観察されること、及びこれらの領域のリップルは一部独立に生じることを示した。また、各領域においてリップルが生じている際の細胞集団の発火活動について解析を行った。その結果、背側海馬細胞集団は背側海馬リップル発生時に、腹側海馬細胞集団は腹側海馬リップル発生時に特に発火活動の頻度を上昇させることを明らかにした。
|
Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(4 results)