Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
今年度は、前年度まで取り組んでいた内容についてその成果を取りまとめ、論文誌への2本の論文投稿を行なった。1つ目は、主に採用1年目に取り組んだ内容である、標準化された受信端末駆動型Media Access Control (MAC) プロトコルの通信特性解析である。2つ目は、主に採用2年目に取り組んだ内容である、受信端末駆動型MACプロトコルを用いたマルチホップネットワークにおける低遅延かつ低消費電力なポーリング通信である。前年度までの学会発表成果に加えてさらに詳細な解析に取り組んだ成果をまとめ、ともにIEICE Transactions on Communicationsへ投稿し、採録されている。これらの内容は、次世代へ向けて電力・ガス・水道スマートメータリングシステムの在り方が議論されている現在、有用な研究成果である。さらに、前年度より検討を進めていた、電力スマートメータリングシステムなどでの使用を想定したField Area Network (FAN) にガスや水道スマートメータのようなバッテリ駆動端末を接続するためのMACプロトコルについて、より具体的な検討を進めた。端末間のクロックずれへの対処方法が異なる2種類のプロトコルについて、通信特性を理論解析により明らかにした。この内容については国内の研究会にて発表を行うだけではなく、国際標準化アライアンスでの技術貢献も行なっている。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2021 2020 2019 2018
All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 3 results, Open Access: 2 results) Presentation (8 results) (of which Int'l Joint Research: 2 results)
IEICE Transactions on Communications
Volume: E104.B Issue: 10 Pages: 1354-1365
10.1587/transcom.2020EBP3142
130008095502
Volume: E104.B Issue: 5 Pages: 550-562
10.1587/transcom.2020EBP3095
130008032886
Volume: E101.B Issue: 12 Pages: 2487-2497
10.1587/transcom.2017EBP3448
130007539313