〈身体=違和〉の哲学――実存主義的現象学からトランスジェンダーの現象学へ
Project/Area Number |
18J40079
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
History of thought
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
藤高 和輝 大阪大学, 人間科学研究科, 特別研究員(RPD)
|
Project Period (FY) |
2018-04-25 – 2021-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
|
Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2018: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
|
Keywords | トランスジェンダー / 現象学 |
Outline of Annual Research Achievements |
もともとの研究計画をほとんど達成し、且つこれまでの研究成果をほぼ公表することができた。とりわけ、ゲイル・サラモン『身体を引き受ける――トランスジェンダーと物質性のレトリック』(以文社)の翻訳出版を達成できたことが大きな成果である。他には、「感じられた身体--トランスジェンダーと『知覚の現象学』」(立命館大学人文科学研究所紀要)、「「曖昧なジェンダー」の承認に向けて――ボーヴォワール『第二の性』における「両義性=曖昧性」」(『女性空間』)、「インターセクショナル・フェミニズムから/へ」(『現代思想』)など、多くの論文を公表する機会を得た。以上を通して、トランスジェンダーの「生きられた経験」を哲学的に研究する「トランスジェンダー現象学」の導入・深化を行った。トランスジェンダーの経験をよりリアルに捉える分析枠組みを提示することで、「哲学・倫理学」の学問分野のみならず、社会学や心理学、ジェンダー・スタディーズ、クィア理論などより広い分野に貢献することができたと自負している。今後は、特別研究員のあいだに行った研究を一冊の書籍にまとめ、研究成果をさらに社会に発信・公表していきたい。
|
Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(14 results)