カナダの大学院における教育専門職向け学位プログラムの教育効果に関する調査研究
Project/Area Number |
18K02283
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
平田 淳 佐賀大学, 学校教育学研究科, 教授 (90361005)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2018: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | カナダの大学院 / 教育実践家向け学位プログラム / M.Ed. / Ed.D. / CPEDフレームワーク / 教育専門職向け学位プログラム / カナダの教育 / 教職大学院 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は、M.Ed.とEd.D.双方の学位プログラムを有する5つの英語圏大学院のうち、アルバータ州にあるアルバータ大学とカルガリー大学について検討した。成果として、次のような知見が得られた。 アルバータ大学教育系大学院でM.Ed.及びEd.D.の両プログラムを有するのは,教育政策学専攻ACHE領域とSEL領域,及び初等教育専攻である。本プロジェクトでこれまでに検討したプログラムと比較すると,M.Ed.はコースワークのみでも修了可能であるが学位論文を要件とする選択肢もあること,Ed.D.修了要件として博士論文を課していることやコーホート方式を導入していないこと,両プログラムにおいて対面式を原則としていることなどが類似点・相違点として指摘される。そこには,オンタリオ州のOISE/UTやウェスタン大学がCPEDフレームワークのメンバー校となっている一方で,アルバータ大学はなっていないことが影響している可能性がある。 また、カルガリー大学教育系大学院の修士課程は学位論文ベースとコースベースのプログラムがあり,併せて8つの専門領域によって構成されている。そのうちM.Ed.プログラムは3つであり,全てコースベースのプログラムである。博士課程はM.Ed.プログラムが1つ,Ph.D.プログラムが3つ,計4つのプログラムから成っており,全てにおいて学位論文の執筆が修了要件とされている。カルガリー大学も、CPEDフレームワークのメンバーではない。 両大学ともに、M.Ed.及びEd.D.双方において、カリキュラムを構成する各コースワーク(授業)が相互に関連するようにデザインされており、非常に体系的なものとなっている点が共通している。日本の教職大学院の観点からも、カリキュラム・デザイン上参考になる点が非常に多いことが分かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究方法としては、まずはインターネットその他の方法で関連文献を収集・分析し、ケースの概要を明らかにしつつ、そうした情報からのみでは明らかにできないことを中心に質問項目リストを作成し、現地においてインタビュー調査を実施することによって得られたデータを分析し、その全体像を把握するという手法を採用している。但し、近年は新型コロナウィルス感染症のパンデミックのため、現地調査を実施することができていない。故に、各ケースの全容解明が十分にできていないという意味では、当初計画よりやや遅れていることは否定できない。但しその分、インターネットやその他の文献等を通した調査分析はこれまでより入念に行っており、遅れは最小限に留めている。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染症の状況も世界的には改善してきており、規制や制限も緩和されてきている。今後は現地調査のハードルも低くなることが期待されるため、これを実施することを今後の研究の推進方策としている。対象は、これまで文献調査の対象としてきたトロント大学・ウェスタン大学・アルバータ大学・カルガリー大学、また今後文献調査を行う予定であるブリティッシュ・コロンビア大学の5大学のうち数校について現地調査を行い、文献調査で得た知見をより深めるためのデータ収集及び分析を行うことを計画している。
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Report
(5 results)
Research Products
(17 results)