Research on Vann Molyvann's activities during the period of Cambodian Civil War
Project/Area Number |
18K13913
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 23040:Architectural history and design-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
岩元 真明 九州大学, 芸術工学研究院, 助教 (50772513)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | ヴァン・モリヴァン / カンボジア / 近代建築 / カンボジア内戦 / 建築資料 / 建築アーカイブ / UN Habitat / 新クメール建築 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度には、Covid-19により実施できなかったカンボジア、シェムリアップでの追加調査を行った。研究発表では、「西山夘三記念すまい・まちづくり文庫 人と住まいと社会を考える研究部会」(2023年8月、2024年2月の2回)およびJSAシェムリアップオフィスでのWS(2024年3月)において本研究に関わる発表を行った。さらに、本研究に関わる単著の執筆(2025年出版予定)を行った。 研究期間全体に関しては、以下の成果が得られた。第一に、スイスにおける資料調査、現地調査、インタビュー調査により、1971年にヴァン・モリヴァンがカンボジアから亡命した直後の軌跡が詳細に明らかになった。さらにモリヴァンがスイスにて設計に関わった建築が明らかになった(スイス連邦工科大学の建築群等)。第二に、1979年から91年にかけて、国連職員としてヴァン・モリヴァンが関わった仕事の一角が明らかになった(Bujumburaにおける計画など)。ただし、Covid-19の影響によりアフリカにおける調査を行うことができず、この時期の詳細探求は今後の課題として残る。第三に、1991年から2017年にかけて、カンボジア和平成立後の復興期におけるヴァン・モリヴァンの活動が、以下の3つの観点から明らかになった。①アンコール・ワット世界遺産登録およびアンコール地域の保全に関する貢献、②建築家としての仕事(プノンペン中央市場増築等)、③研究活動(東南アジア都市に関する博士論文の執筆等)。以上をもって、カンボジア内戦期におけるヴァン・モリヴァン活動及び、その後の活動の概略が把握され、研究の目標は達成された。成果はDocomomo Internationalの国際会議他、国内外の研究会において発表を行った。現在、本研究を含めたヴァン・モリヴァンの生涯に関する単著を執筆中である(2025年出版予定)
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Report
(6 results)
Research Products
(7 results)