Evaluation of versatility and viability of support database system for community health activity in Thailand
Project/Area Number |
18K17659
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
荒川 尚子 中部大学, 生命健康科学部, 講師 (90552076)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 農村部 / 情報共有 / 新興国 / mHealth / 生活習慣病 / 看護データベースシステム / 長期運用評価 / 保健活動支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、コロナ禍の渡航制限等がようやく緩和され、3年ぶりに現地調査を実施することができた。当初の研究計画は、コロナ禍の渡航制限により、大きく変更せざるを得ない状況になり、開発したシステムの汎用性および実用性の検証はできなかった。しかしながら、アフターコロナのより一層デジタル化が望まれるようになった状況下において、農村地区の現状とそこに潜む課題について明らかにする現地調査を遂行することができた。具体的には、タイ東部の農村部1か所のCommunity Health Hospital(CHH)、 2か所のHealth Promoting Hospital(HPH)に勤務する看護師、および各HPHが管轄するヘルスボランティア(HV)に今回のコロナ禍で患者をどのようにフォローをしていたか、情報共有はどのように行っていたかを尋ねるフォーカスグループインタビュー(FGI)を実施した。インタビュー結果は質的内容分析を行い、コロナ禍における慢性疾患患者のフォローアップの状況についてカテゴリー化を行った。 コロナ禍の農村部における慢性疾患患者のフォローアップの現状は、医療者およびHV間の情報共有はLINEやGoogle Formを利用するなどの「情報共有のオンライン化」が抽出された。このような情報共有のオンライン化では、既存のSNSやオンラインサービスを利用するにとどまり、共有する情報のばらつきや、情報検索の難しさから「非効率な情報共有」という課題が抽出された。コロナ禍ではオンラインサービスの利用による非接触の情報共有技術が重宝される一方で、既存のサービスの利用では情報の効率的な収集・共有・利用には限界があることが明らかになった。今後、平時、非常時関係なく効率的かつ安全に情報共有ができるシステムやサービスの発展の必要性が示唆された。
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Report
(6 results)
Research Products
(6 results)