高齢者の能力にあわせて難易度が調整できる新たなバランストレーニングの開発
Project/Area Number |
18K17763
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Mejiro University (2022) Kobe International University (2018-2021) |
Principal Investigator |
秋月 千典 目白大学, 保健医療学部, 専任講師 (00748957)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 転倒予防 / 高齢者 / バランストレーニング / 課題難易度 / 運動学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでにバランストレーニングが高齢者の転倒発生率を低下させること、高齢者の身体機能によって効果的なバランストレーニングの内容が異なることが明らかにされている。しかし、高齢者のバランス能力にあわせて難易度を調整する方法と、難易度を調整したバランストレーニングの効果については未解明である。そこで本研究では、高齢者一人ひとりのバランス能力にあわせてバランストレーニングの難易度を調整する方法を解明し、難易度を調整したバランストレーニングが高齢者のバランス能力と転倒発生に与える効果を検証することを目的とした。 2022年度には、新型コロナウイルス感染症拡大により中断していた実験を再開し、これまでに18名のデータを測定することができた。しかし、2022年度においても新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、予定していた実験を全て行うことができず、完遂には至らなかった。これまでに得られたデータからは、練習時の課題難易度はバランストレーニングの効果に影響を与え、過大な難易度は運動学習を遅延させることが示唆されている。また、メンタルワークロードの指標であるNASA-TLX(National Aeronautics and Space Administration Task Load Index)の下位尺度と運動学習効果との関連も示されている。2023年度は、2022年度に実施できなかった実験を実施し、NASA-TLXを活用した課題難易度調整法の開発と、難易度を調整したバランストレーニングの効果検証を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度においても新型コロナウイルス感染症の度重なる感染拡大が発生したことに加え、研究代表者の所属研究機関が変更となったことにより、研究を予定通りに進展させることができなかった。そのため、「遅れている」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年5月には新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行する方針が示されていることに加え、2022年度中に新たな所属研究機関において研究を実施する環境を整えることができた。現在、対象者の募集計画を構築中であり、2023年度中の研究課題完遂に向け、準備を進めているところである。
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Report
(5 results)
Research Products
(23 results)