Project/Area Number |
19014010
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
東 正樹 Kyoto University, 化学研究所, 准教授 (40273510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島川 祐一 京都大学, 化学研究所, 教授 (20372550)
齊藤 高志 京都大学, 化学研究所, 助教 (40378857)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥6,700,000 (Direct Cost: ¥6,700,000)
Fiscal Year 2008: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | 強相関電子系 / 電子・電気材料 / 放射線・X線・粒子線 / 物性実験 / 放射線・X線・粒子 |
Research Abstract |
今年度は交付申請書に従って研究を進め、下記の成果を得た。 1. InFe_2O_4の磁場中誘電率測定を行った。フェリ磁性転移と電荷秩序が同時に起こるため、強磁場中では磁気相が安定となり、転移温度が上昇する様子を観察することが出来た。 2. CaFeO_3は電荷不均化に伴って斜方晶から単斜晶に結晶構造転移し、さらにスクリュー型の反強磁性秩序を示す。単斜晶の結晶構造とスクリュー磁気秩序が共存する場合に2次の非線形光学効果が発現する、との理論的予測がなされたため、この検証を行つた。残念ながら、非線形光学効果を観測することは出来なかった。 3. 高圧合成法によつて、新しいAサイト秩序型ダブルペロブスカイトLaCu_3Fe_4O_<12>の合成に成功した。放射光X線回折による構造解析とメスバウアー効果の測定から、この物質が室温ではLa^<3+>Cu^<3+>_3Fe^<3+>_4O_<12>の価数状態を持っており、昇温すると393Kで3Cu^<3+>+3e^-→3Cu^<2+>、4Fe^<3+>-3e^-→4Fe^<3.75+>と書き表される電荷移動が起こって、La^<3+>Cu^<2+>_3Fe^<3.75+>_4O_<12>となる事を見いだした。この際にペロブスカイトの骨組みを作るBサイトの鉄イオンが+3から+3.75に酸化されるため、絶縁体から金属に転移し、同時に1%の体積収縮(負の熱膨張)が起こることを発見した。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)