Project/Area Number |
19406015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 海外学術 |
Research Field |
Bacteriology (including Mycology)
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
YAMASAKI Shinji Osaka Prefecture University, 生命環境科学研究科, 教授 (70221653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
IIJIMA Yoshio 神戸市環境保健研究所, 微生物部, 部長 (60144739)
塚本 定三 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 客員研究員 (80250314)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
TSUKAMOTO Teizo 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 客員研究員 (80250314)
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Research Collaborator |
OUNDO Joseph O. ケニア中央医学研究所微生物研究センター, 研究員
NAIR Gopinath B. 国際下痢性疾患研究センター, 研究部部長
FARUQUE Shah M. 国際下痢性疾患研究センター, 分子遺伝学研究室, 室長
RAMAMURTHY Thandavarayan インド国立コレラ及び腸管感染症研究所, 副所長
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥16,900,000 (Direct Cost: ¥13,000,000、Indirect Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2008: ¥8,060,000 (Direct Cost: ¥6,200,000、Indirect Cost: ¥1,860,000)
Fiscal Year 2007: ¥8,840,000 (Direct Cost: ¥6,800,000、Indirect Cost: ¥2,040,000)
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Keywords | コレラ菌 / 下痢原性大腸菌 / 腸管感染症菌 / 分子疫学 / 病原因子 / アフリカ / 南アジア / ケニア / コレラ |
Research Abstract |
インド、ケニアでの主要な下痢原因菌と考えられる下痢原性大腸菌とコレラ菌について解析した。下痢症患者便をマッコンキー寒天培地で培養し得られたコロニーからボイルテンプレートを作製しReal-time PCRで下痢原性大腸菌の病原因子を網羅的に解析した。インドでは、ipaH遺伝子陽性菌(腸管組織侵入性大腸菌)が最も陽性率が高く、次にeaeA遺伝子陽性菌(腸管病原性大腸菌)の順であったが、ケニアではelt遺伝子陽性菌(腸管毒素原生大腸菌)の陽性率が最も高く、次にaagR遺伝子陽性菌(腸管凝集性大腸菌)であった。我が国で陽性率の高いcdt遺伝子陽性大腸菌がインドやケニアではあまり検出されなかった。一方、コレラ菌に関しては、バングラデシュで見つかったハイブリッド型O1コレラ菌(エルトールバリアント)はインドでは1990年に既に分離されており1995年以降分離されたO1コレラ菌は全てハイブリッド型(エルトールバリアント)であることが明らかとなった。ケニアでのコレラの流行で分離されたコレラ菌もエルトールバリアントであり、エルトールバリアントがアフリカ、ケニアでも広く流行に関わっていることが明らかとなった。
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