学区で取り組む品性教育の研究者による支援と成果・問題点の分析
Project/Area Number |
19653109
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Education on school subjects and activities
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
青木 多寿子 Hiroshima University, 大学院・教育学研究科, 准教授 (10212367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋ヶ谷 佳正 (橋ケ谷 佳正) 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50252945)
宮崎 宏志 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (30294391)
山田 剛史 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (10334252)
新 茂之 同志社大学, 文学部, 准教授 (80343648)
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Project Period (FY) |
2007 – 2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 品性・品格教育 / 学区全体の取り組み / 教師のエンパワーメント / 教育委員会の支援 / 規範意識とwell-beingの関係 / 教育委員会 / 外国人による日本の実践コメント / 翻訳実践資料の作成 / 品性教育 |
Research Abstract |
東京都のA区が取り組み始めた人格の完全を目指した品性・品格教育を、研究者で支援するのが本研究の目的である。 本研究の3年間の目的は、(1)品性・品格教育の全国初の実践に向けて、取り組みの理念や教育的意義を、教員や保護者に向けて正確に伝えるため、教育委員会の活動を支援すること、(2)品性に関する教育の成果を、well-beingとの関係を中心にアンケートで調査し、この取り組みをエビデンス・ベースの展開にすること、(3)アメリカで教員達に品性・品格教育を教え、全米で学校を支援しているボストン大学の先生をお招きし、A区の品性・品格教育にコメントしていただき、旧来の教育と違った新しい視点を取り入れることである。本年度はまとめの年なので、(1)、(2)を中心に行った。 (1) 地域の保護者向け講演会、校内研修会、教育委員会主催の研修会等で、交通費、講演料なしの講演を行い、全区実施に向けて教員研修等のお手伝いをした。また、教育委員会は、全学区で使用する教師用手引き書を作成したが、これを作成する際、知識提供、翻訳した資料の提供を行った。 (2) アンケート調査は、A区が取り組みを始める前の段階から毎年、2月に調査を行っている。今回で4回目のアンケートを実施した。3回目までのまとめは、アンケートに協力してくださった学校と教育委員会にお伝えした。この分析の結果、規範意識は確かにwell-beingと関わっているが、その教育の成果の様相は内容(根気、活力、寛容など)によって多様であることが窺えた。 (3) 昨年のボストン大学の教授による講演の逐語録をまとめ、多くの方に配布できるようにした。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)