人とサービスロボットのインタラクションとそのメンタルな影響
Project/Area Number |
19656069
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent mechanics/Mechanical systems
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
大日方 五郎 Nagoya University, エコトピア科学研究所, 教授 (50111315)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 光太郎 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 特任講師 (60420361)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 実験系心理学 / 感性情報学 / 知的ロボティクス / 認知心理学 / 社会的受容性 / しぐさ / 機械的性質 / 機械とインピーダンス / 演技 / 印象 / 意味と情報量 / 身体運動 |
Research Abstract |
人とサービスロボットとのインタラクションについての60名の実験協力者を用いた実験結果をもとに、人がロボットに対してどのような感情を抱き、そして意味を見出すのかについて検討した。その結果以下の点が明らかになった。人は、会話により人とインタラクションロボットに対して、コンピュータを使用するときと比較して、より強い感情を抱くことがわかった。特に「活動的快」、「親和」、「驚愕」、「不安・抑鬱」、「倦怠」について強い感情を抱く。人がロボットに見出した意味として、「物珍しさや新奇な対象としての意味」、「インタラクションによって能動的に関わる意味」、「文字の視覚情報ではなく、会話によって意思疎通する意味」、「親しみやすさを伴うインタラクションとしての意味」をあげることができる。使用した会話ロボットの音声認識率が、使用者が抱く感情に影響を与えることも明らかになった。すなわち、音声認識率の向上によって、人が抱きやすくなった否定的感情である「不安・抑鬱」、「倦怠」のレベルを下げ、中性的感情と肯定的感情をより強く抱きやすくするロボットが実現できる可能性がある。本研究の結果は、次世代のサービスロボットに対して、以下のような注意点を提示している。人は音声を通して、通常の機械以上に何かしらの感情を喚起することが示唆された。ロボットに人のような温かみややわらかさを感じるということである。これは、人にサービスを提供する機械として好ましい面であるが、逆に悪用した場合には、通常の機械以上の害を人に与える可能性も示唆するものである。すなわち、「だまし」や「おどし・すかし」などである。単なる物理的な安全性だけではなく、ロボット利用におけるメンタルな面での安全確保をどのようにするかについて大きな示唆を与えるものである。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)