Project/Area Number |
19656152
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | The University of Kitakyushu |
Principal Investigator |
赤川 貴雄 The University of Kitakyushu, 国際環境工学部, 准教授 (80347666)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 地方都市 / 地域活性化 / 縮小管理 / 都市計画 |
Research Abstract |
北九州市基本構想審議会委員として、北九州市の基本構想の策定に参画したが、その際、今回の課題テーマに対する研究が多いに参考となると同時に、研究に寄与した。 NYでの調査では、NY市といった大都会でも市内の小売商業者が減少して生活環境が悪化しているという問題点等が把握できた反面、BID等においては市民団体が公園の運営等を行うなど、行政に依存しない公共施設の利活用の実態が把握でき、日本の地方都市における将来像の研究に役立った。 釜山での国際WSでは、日中韓の大学関係者と意見交換ができ、韓国の地方都市の課題等について有益な知見を得ることができた。光州の全南大学での招待講演を通して韓国の地方都市の抱える課題が日本の地方都市と共通する点等が確認できたが、韓国特有の地方課題(地域ごとの均衡的発展の阻害等)についての知見をえることもできた。研究室で取り組んできたサトヤマビレッジプロジェクトでは地方都市の郊外における集住の在り方を模索し、その成果がグッドデザイン賞受賞という形で評価されたが、大都市圏では不可能な豊かなサトヤマを共有する街区等の計画によって、地方都市の競争力の向上、近隣の在り方の可能性を提示できたと考える。黒崎地区では、中心市街地活性化計画策定委員等の業務を通して上位計画からなにが可能かを考えることも、商店街に入り込んでのフィールドワークを通しての活性化活動(本年は商店主を巻き込んだカフェを実施。)を通して商店主間の相互関係等を把握できた。その結果、商店街組織のみでは有効な相互扶助関係は期待できないので、新たなネットワーク化の仕組みが必要であるという理解に至った。地方都市特有の郊外の抱える課題が中心市街地の空洞化と同等に大きな問題である点が把握できたので、郊外と中心市街地の両面からの対策が必要であると考える。今回の研究成果を生かして継続的な研究を進めたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(29 results)