Project/Area Number |
19659491
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathobiological dentistry/Dental radiology
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
石丸 直澄 The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (60314879)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2008
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
|
Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Keywords | 調節性T細胞 / 自己免疫疾患 / 胸腺 / 疾患モデル / トレランス |
Research Abstract |
生体防御機構において免疫応答は極めて精密に制御されており、細菌、ウイルス、アレルゲンなど多くの外来抗原に対して非自己としての免疫反応が作動することによって生体防御が効率よく成立している。自己の抗原には決して反応しない筈の免疫細胞が免疫寛容の破綻によって自己免疫疾患が発症すると考えられている。自己反応性T細胞は健常人においても生体内に存在するが、調節性T細胞によって自己免疫反応を回避していることが知られている。しかし、調節性T細胞そのものを制御するメカニズムについては全く知られていない。更に、現在調節性T細胞として広く認知されているCD25^+CD4^+T細胞、Natural Killer細胞以外の抑制的細胞分画の報告は未だ明らかにされていない。本研究では自己免疫疾患の発症において調節性T細胞が重要な役割を果たす上で、調節性T細胞そのものの分化、活性化を既定する機序に関して、新たな免疫制御機構を各種自己免疫疾患モデル、ヒト患者サンプルを用いて詳細に検討することにより解明し、自己免疫疾患の病因論に基づいた新たな診断法・治療法開発の可能性を探ることを目的とした研究を実施した。炎症性腸疾患の新たな動物モデルを確立した上で、その調節性T細胞の異常を明らかにした(J Immunol180,6997-7008 2008)。また、胸腺における中枢性トレランスにおけるRANKLの重要性に関して報告した(Immunity29,438-450,2008)。一方で、シェーグレン症候群の新たな疾患モデルを作成することにより調節性T細胞を含めた末梢トレランス異常を明らかにした(J Exp Med205,2915-2927,2008)。さらに、シェーグレン症候群疾患モデルを用い、新生児期でのダイオキシン暴露により胸腺を介した免疫制御機構に異常を来すことを解明した(J Immunol in press,2009)。
|
Report
(2 results)
Research Products
(24 results)