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糖尿病患者の保健行動と身体感覚の関連についての研究

Research Project

Project/Area Number 19659606
Research Category

Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Community health/Gerontological nurisng
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

森下 路子  Nagasaki University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (60249638)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 阪本 恵子  大阪市立大学, 医学部・看護学学科, 教授 (10092694)
中尾 理恵子  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (80315267)
川崎 涼子  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (30437826)
新田 章子  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (30457501)
Project Period (FY) 2007 – 2009
Project Status Completed (Fiscal Year 2009)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2008: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords糖尿病 / セルフコントロール / 身体感覚 / 糖尿病患者 / 自覚症状 / 受診行動 / セルフケア / 低血糖症状への恐れ
Research Abstract

本研究は、糖尿病患者の保健行動の判断基準として何が用いられているかを把握し、判断基準に身体感覚がどのように関連しているかを明らかにすることである。糖尿病専門外来のある私立病院の外来受診者を対象とし、同意を得てインタビューをした143名のうち、機器の不具合で記録ができなかった9名を除く134名の逐語録を分析した。男性92名(平均年齢63±11歳)の発病年齢は50歳代が37%、40歳代26%、60-70歳22%、40歳未満14%であり、女性42名(平均年齢66±10歳)の発病年齢は50歳代40%、60-70歳代36%、30-40歳代24%であった。糖尿病が健診時に発見されたのは46%であり、多くは自覚症状がなかった。糖尿病と診断されたときに糖尿病の自覚症状があった者では、口渇、手の痺れが多く、ついで急激な体重減少、だるさ、疲れであった。糖尿病のセルフコントロールに何を用いているかでは、自己血糖測定値、体重測定値、受診時の血糖、HbAlc、体重測定値などであった。特に自己血糖測定値を用いているものは、血糖値と自分の生活習慣、特に食事との関連を把握していて、コントロールに役立たせていた。糖尿病のコントロールが比較的うまくいっていて、薬物療法がないか、あっても軽い人の中では、体重測定値を利用している人が見受けられた。低血糖時の身体症状を感じる人は1/3ほど見られ、その症状は、圧倒的に手の震え、ボーっとする感じが多く見られた。高血糖を感じる人は、数は少なかったが、のどの渇き、手の痺れ、体がだるくなるなどの症状が見られた。まったく身体症状を感じていない人が多く、その人たちの多くは、生活習慣で、食べる量が多すぎる、運動量が多い、あるいは少ないなどの状況を身体感覚として感じている人がいた。その人たちの中では、食べすぎたので次回の食事量を調節する、あるいは、薬を調節するなどをしていた。しかし、身体感覚をまったく使用していない人の中に「いまだに糖尿病だと思うとらん」と、かなりの薬物療法を長期に受けながらも受容していない人が見受けられた。このことより、糖尿病に対する何らかの身体感覚がない場合に、本人の認識を低める傾向があることが示唆された。

Report

(3 results)
  • 2009 Annual Research Report
  • 2008 Annual Research Report
  • 2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2007-03-31   Modified: 2016-04-21  

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