Capital structure of stock corporation, demerits and preconditions of limited liability, and bankruptcy law

• Project/Area Number: 19730078
• Research Category: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Research Field: Civil law
• Research Institution: Gakushuin University
• Principal Investigator: GOTO Gen Gakushuin University, 法学部, 准教授 (60361458)
• Project Period (FY): 2007 – 2008
• Project Status: Completed (Fiscal Year 2008)
• Budget Amount: ¥1,450,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥150,000); Fiscal Year 2008: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000); Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
• Keywords: 株主有限責任 / 過少資本 / 法人格否認 / 劣後化 / 資本制度 / 倒産法 / 法と経済学 / 資本構成 / 債権の劣後化 / 会社法 / 企業再建 / 株式買取請求権

Research Abstract

株主が会社に対して拠出した財産が少なすぎる場合(過少資本)には、株主は会社債務について責任を負い、また株主の会社に対する債権を劣後化すべきであると主張していた従来の学説を、法と経済学の見地を踏まえて再検討した。これにより、株主有限責任制度の弊害として問題とすべきなのは、会社の自己資本の多寡ではなく、会社事業の実施に関する株主のインセンティブのゆがみであるということが明らかになった。

Research Products

• [Journal Article] カネボウ株式買取価格決定申立事件の検討(下) (2008)
  • Author(s): 後藤元
  • Journal Title: 商事法務 1838号 Pages: 14-20
  • NAID: 40016141165
• [Journal Article] カネボウ株式買取価格決定申立事件の検討(上) (2008)
  • Author(s): 後藤元
  • Journal Title: 商事法務 1837号 Pages: 4-14
• [Journal Article] 不実開示に関する会社の民事責任と倒産法-投資家の会社に対する損害賠償請求権の倒産手続における劣後化の是非(下) (2008)
  • Author(s): 後藤元
  • Journal Title: ジュリスト 1358号 Pages: 63-67
• [Journal Article] 不実開示に関する会社の民事責任と倒産法-投資家の会社に対する損害賠償請求権の倒産手続における劣後化の是非(上) (2008)
  • Author(s): 後藤元
  • Journal Title: ジュリスト 1357号 Pages: 108-115
• [Journal Article] 不実開示に関する会社の民事責任と倒産法-投資家の会社に対する損害賠償請求権の倒産手続における劣後化の是非(上) (2008)
  • Author(s): 後藤元
  • Journal Title: ジュリスト 1357 Pages: 108-115
• [Journal Article] 不実開示に関する会社の民事責任と倒産法-投資家の会社に対する損害賠償請求権の倒産手続における劣後化の是非(下) (2008)
  • Author(s): 後藤元
  • Journal Title: ジュリスト 1358 Pages: 63-67
• [Journal Article] カネボウ株式買取価格決定申立事件の検討(上) (2008)
  • Author(s): 後藤元
  • Journal Title: 旬刊商事法務 1837 Pages: 4-14
• [Journal Article] カネボウ株式買取価格決定申立事件の検討(下) (2008)
  • Author(s): 後藤元
  • Journal Title: 旬刊商事法務 1838 Pages: 14-20
  • NAID: 40016141165
• [Journal Article] 株主有限責任制度の弊害と過少資本による株主の責任-自己資本の水準から株主のインセンティブへ-(1) (2007)
  • Author(s): 後藤元
  • Journal Title: 法学協会雑誌 124巻2号 Pages: 293-393
• [Journal Article] 株主有限責任制度の弊害と過少資本による株主の責任-自己資本の水準から株主のインセンティブへ- (1) (2007)
  • Author(s): 後藤元
  • Journal Title: 法学協会雑誌 124巻2号 Pages: 293-393
• [Presentation] 株主有限責任制度の弊害と過少資本による株主の責任-自己資本の水準から株主のインセンティブへ- (2007)
  • Author(s): 後藤元
  • Organizer: 日本私法学会
  • Place of Presentation: 専修大学法学部
  • Year and Date: 2007-10-07
• [Book] 資本充実の原則と株式の仮装払込みの目的-これまでの事案の分析から (2009)
  • Author(s): 後藤元
  • Publisher: 株式会社有斐閣
• [Book] 株主有限責任制度の弊害と過少資本による株主の責任-自己資本の水準から株主のインセンティブへ- (2007)
  • Author(s): 後藤元
  • Total Pages: 630
  • Publisher: 株式会社商事法務
• [Book] 株主有限責任制度の弊害と過少資本による株主の責任-自己資本の水準から株主のインセンティブへ- (2007)
  • Author(s): 後藤 元
  • Total Pages: 600
  • Publisher: 株式会社商事法務
• [Remarks] 11. に記載した研究成果のほか、株式会社有斐閣から2009年5月刊行予定の前田重行=神田秀樹=神作裕之編『企業法の変遷-前田庸先生喜寿記念』に、「資本充実の原則と株式の仮装払込みの目的-これまでの事案の分析から」と題する論文を公表する予定である。