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新奇RNA結合タンパク質・Wnterによる体軸形成とWntシグナル伝達の制御機構

Research Project

Project/Area Number 19870015
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Developmental biology
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

宮本 達雄  広島大, 理学(系)研究科(研究院), 研究員 (40452627)

Project Period (FY) 2007 – 2008
Project Status Completed (Fiscal Year 2008)
Budget Amount *help
¥3,125,000 (Direct Cost: ¥2,720,000、Indirect Cost: ¥405,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,755,000 (Direct Cost: ¥1,350,000、Indirect Cost: ¥405,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,370,000 (Direct Cost: ¥1,370,000)
Keywords発生・分化 / シグナル伝達
Research Abstract

<研究目的> 多細胞動物の発生過程において、前後、背腹、左右の体軸の形成とそれに伴う細胞の増殖・分化の分子機構の解明は、個体発生のメカニズムを理解する上で必要不可欠である。ツメガエルの背腹軸形成を制御する因子を、発現クローニング法によって探索した結果、Wntシグナル伝達系を特異的に促進する新奇RNA結合蛋白質・Wnterを同定した。
本研究は、1)ツメガエル胚と培養細胞を用いたWnterの過剰発現および機能阻害実験によって、Wnterによる体軸形成と発生・分化の制御機構を明らかにする。また、2)Wnterの標的RNAを同定することによって、WnterによるRNAレベルでのWntシグナル伝達制御機構を解明する。これらの解析から、今まで研究が十分になされていないRNAレベルでの初期発生制御のメカニズムを明らかにすることを目的とする。
<研究成果> 平成19年度は、ツメガエル初期胚とヒト培養細胞を用いてWnterの過剰発現実験を行った。また、Wnter標的RNAの同定に使用する抗ヒトWnter(hWnter)抗体の作製を行った。
<成果1> Wnter mRNAをXWnt8 mRNAとともにカエル胚に注入すると、XWnt8単独の場合に比べて背側化が亢進し、相乗的なWnt標的遺伝子の発現が得られた。また、HeLa細胞においても、WnterはWnt刺激によるWnt応答遺伝子の発現を亢進させる活性をもつことが明らかになった。
<成果2> Wnterの標的RNAの同定に有効なCLIP法を行うための準備段階として、hWnterに対するポリクロナール抗体を作製した。Wnter-GFPを発現するHeLa細胞を用いた検討から、本抗体が、Wnterタンパク質を特異的に認識し、免疫沈降、免疫染色、ウエスタンブロットに使用できることが明らかとなった。

Report

(1 results)
  • 2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2007-04-01   Modified: 2016-04-21  

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