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幼稚園児の文字への関心を高めるための教師の意図的環境構成

Research Project

Project/Area Number 19902011
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 国語・国文学
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

山科 典子  Yamagata University, 山形大学附属幼稚園, 教諭

Project Period (FY) 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥570,000 (Direct Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2007: ¥570,000 (Direct Cost: ¥570,000)
Keywords読み方が先行 / 伝える・残す・ホワイトボード / 心動く体験
Research Abstract

1.目的本研究は、保育者が幼稚園児にどのように関わることで、文字への関心が生まれ、就学前の適切な発達が促されるのか、教師による意図的な環境構成を教育課程と絡めて考えることを目的とした。
2.方法
(1)年長1学期と3学期に個別に面接を行い、文字への関心と実態をはかる。
(2)「おみせやさんごっこ」「お手紙ごっこ」「かるた・すごろく」など遊び場面と、「グループの名前を決めよう」「運動会のポスターをかこう」など生活場面における、子どもと文字のかかわりを観察し、援助する。
(3)小学校1年生との交流を持ち、育ちの違いを意識しながら、文字とかかわる。
3.結果と考察
(1)面接により、年長中頃には、ほとんどの子どもが50音を読めることがわかった。書き方になると、その割合は減少。読み・書き両面において自分の名前に関する意識は高い。しかし、書ける子どもにおいても、鉛筆の持ち方や書き順には課題が多かった。ここから、読みが先行すること、関心が高く接する機会が多いものから習得すること、書くことにおいては指先の発達との関連が推測される。
(2)遊園地ごっこにおいて、ホワイトボードの活用を提示。子どもが、どんな遊園地にしたいか、絵や文字で記す。仲間にイメージを分かりやすく伝えると共に、次の日の遊びへの橋渡しとしても有効だった。文字の持つ「伝える」「残す」という働きが、遊びの中でも大きな意味を持った。
(3)1月にした1年生との給食試食会では、平仮名で書かれたカードをプレゼントされた。一緒の活動後、学校の楽しさを伝え、君を待っているよというメッセージをもらったことは、幼児にとって心動く体験であった。文字は書けないが読むことはできる子ども達にとって、文字に対する大きな刺激となった。楽しかった思いと共に、家庭にお土産としてカードを持ち帰るということは、入学への期待を膨らませる意味においても有効であった。

Report

(1 results)
  • 2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2007-04-01   Modified: 2016-04-21  

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